2015年6月20日

愛される見込みもなく愛する・・・いとかなしけり・・・

フランス語の単語調べ、細々とやっております。


手が痛くなりますが、なんだか楽しいです。


私が使っているのは「ロワイヤル仏和中辞典」という辞書ですが、中辞典だけあってなかなか分厚い。その分例文も多いし古い意味も載っています。





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田村 毅

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が、これを書き写すのも大変だし持ち歩くのも大変。


ちなみに写真に写っている仏和辞書の隣の漫画、「高台家の人々」、面白くてププって笑えますよ!サイドバーの「最近読んだ本」に入れてあります。


話は戻り・・・最近なかなか面白い例文に出会えません。ので無難(?)・・・というかどこかもの悲しい例文をいくつか紹介。


ne...plusを使った例文です。


Claude n'est plus riche.

(クロードはもう金持ちじゃない)


なんか吐き捨てたような感じ(笑)。


私のイメージは、財産家のクロードにおべっか使って散々甘い蜜を吸ってきたジャン(私が勝手に名前を選びました^^;)が、クロードが財産を失ったとたんに妻のアナ(これまた勝手に選んだ名前)に吐いた台詞。


次。


Il n'y a plus personne.

(もう誰もいない)


この例文を見て、なんとなく是枝監督の「誰も知らない」という映画が思い浮かびました。


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ストーリーが知りたい方は↓をチェックして下さい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%B0%E3%82%82%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84


とてもシュールな作品です。シュール・・・その本来の意味は現実を超越した現実、つまり翻って非現実だという意味ですが、本当に現実を超越した現実のお話。そして馴染みのない者には非現実的なお話です。


ne ... plusはもうおわかりの通り英語で言うno moreです。


ちなみに小学館のプログレッシブを見ると・・・


「現代英語ではno longer, not ... any longer, not ... any moreを用いる」


とあります。


「be no more」は文語で「もはや存在しない」と言う意味で使われるとあります。例文は


She is no more.

(彼女はもうこの世にいない)


確かに喋り言葉ではno moreでちょん切れる表現は私もほとんど聞いた事がありません。喋り言葉では


She is no longer here.

She is not here any more.

(彼女はもうここにはいない)


といった表現が多そうです。私がアメリカに留学していた頃の同級生(学生達)の事を思い出してみると、not ... any moreが1番カジュアルな感じで、no longerはそれより堅い表現のイメージですが、他の留学経験者や英語圏滞在経験者の皆さん、どうでしょうか。


まぁ、英語の話は置いといて・・・


ノートに書いていて、「これは悲しい」と思った例文(と言うか表現)。


aimer sans espoir de retour

(愛される見込みもなく愛する)



retourは英語で言う「return」ですが、ここでは「相互性、返礼、報い」という意味で使われています。espoirは希望、期待という意味なので、「愛し返される希望なく」という感じでしょうか。


ちなみに英語でも同じような例文がありました。


He was not loved in return.

(彼の恋は片思いだった)


in returnというのは「返事として、お返しとして」という意味なので、やはり、「お返しに愛されない=片思い」という事でしょうか。


どちらも文脈によって訳文が工夫できそうです。


それにしてもうーん、これはいとかなしけりー(笑)。


愛される見込みがなくても盲目に愛したい人はいると思いますし、「愛されるよりも愛したい」と言う人もいるかもしれませんが、私は・・・愛し愛されたい・・・かも。。。


引き続き、面白例文探し・・・ではなくて単語調べやっていきます。



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