2024年1月30日

【読了】旅をする木

300ページ弱の小説の校正がほぼ終わり、ちょっとほっと一息。午後から別の仕事がありますが、それはすぐ終わるものなので今日1日をのんびり過ごしたいです。


ですが、、、帰省前日に卵を入れたお好み焼き&妹の手作りクレープ(卵入り)を食べたからなのか、数日前からアレルギーがひどくて目の周りや顔の一部が荒れていて涙でしみるし、眠気がひどいし、体調がいまいちです。


やっぱり家で卵を使う料理は火加減が甘いからか、アレルギーもひどい気がします。。。


それはともかく、明日から、12月から携わっている300ページ超の書籍の三校目(+α)の作業がまた始まる予定で、分量の割に納期が短いので戦々恐々としています。今日しっかり体を休めておかないと!


さて、お正月前から少しずつ読んでいた本をようやく読み終えました。


あの頃、ぼくの頭の中は確かにアラスカのことでいっぱいでした。まるで熱病に浮かされたかのようにアラスカへ行くことしか考えていませんでした――。広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。1978年、26歳でアラスカに初めて降り立った時から、その美しくも厳しい自然と動物たちの生き様を写真に撮る日々が続いた。その中で出会ったアラスカ先住民族の人々や、開拓時代にやってきた白人たちの生と死が隣り合わせとなった生活。それらを静かでかつ味わい深い言葉で綴った。
「新しい旅」「春の知らせ」「オオカミ」「海流」「白夜」「トーテムポールを探して」「キスカ」「カリブーのスープ」「エスキモー・オリンピック」「夜間飛行」など、33編を収録。(Amazonページより)

44歳のときにテレビ番組『どうぶつ奇想天外!』の撮影のために訪れたカムチャッカでヒグマに襲われて亡くなった写真家、星野道夫さんのエッセイです。


とても美しい言葉で紡がれた、星野さんの感性溢れる文章に心打たれます。アラスカでの経験や暮らし、出会った人々などの話が鏤められています。アラスカの景色のように静かで雄大な文章だと感じました。ほかの人には真似できない、とても素敵な文章だと思います。


私はこういう、人の住まないような大自然へ赴く写真家や冒険家の方が、実はあまり好きではありません。どんなに素敵な写真、素敵なエッセイでも、やっぱり自然の中には「人が住む領域」と「動物が住む領域」があるとどこかで思っているからです。里山にイノシシやクマなどがおりてきたら撃ち殺す。でも人間は動物の住む領域に行きたい、見てみたいという欲が抑えきれず踏み込んでいく。動物も自然も人間に対して寛容になのか、そもそも相手にしていないのか、何らかの事故に遭わない限り、通常は拒まれません。


その点は、星野さんもこのエッセイの中で葛藤されている心の内を明かしておられました。でも…葛藤しても、「でも見てみたい」なんですよね…。人間の「やりたい」という欲ってほんと果てしない…


とても素敵な文章の数々で、今まで読んだ本の中でも一際目立って美しい文章だと感じましたが、やっぱりどこかでもやもやの残る本でした。。。


まあ、私の個人的な考えに基づくもやもやなので、それがなければ素晴らしい本だと思いますし、アラスカの雄大さに包まれる感じがする、優しい文章でした。星野さんの人柄が伝わってくる心温まるエッセイでした。

2024年1月23日

次の仕事も無事入ってきました

今日は午後、仕事の原稿(ゲラ)を発送して、一旦手持ちの仕事が全て終了してほっとひといきできました。この時間が至福。


次の仕事が来るまでまた少し空くかなと思ってちょっと心配しつつ試験勉強しようと思っていたら、先日のS社さんからまた仕事が来ました。こちらの仕事は来月までちょこちょこと続くよう。高単価なのでうれしいです。


プラスして、新たな書籍の校正依頼が。ありがたいことです。しかも好きなジャンル。月末は、前々から予定が入っていたもう1つの仕事で先月から関わっている書籍の最終の作業があり、来月の頭まで休みなく働くことになりそうです。


しかし校正の仕事はやはり掛け持ちはきついです……。今読んでいる本の続きも読みたい……。


今日はこれからS社さんの仕事。明日正午締め切りの仕事ですが、次の書籍の仕事に早めに取りかかれるよう今夜中に終えたいです。


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話は変わりますが、5月に行われる試験の願書を今日出してきました。ひとまずこれで勉強しなきゃというモチベーションがまた上がりました。


この試験の勉強は思っていた以上におもしろくて、計算もこの試験で出てくるものは易しいのでやり方さえ分かれば問題なさそうです。


この試験勉強を始めてちょっとうれしかったのが、高校生以来ずっと自分は数学が苦手だと思って生きてきたけれど、実はやり方が分からなかっただけで案外苦手でもないかもなと分かったことです。少なくとも計算は嫌いではなかったようです。


高校3年間数学を習った担任の先生の教え方がイマイチだったんですよね。。。全く分からなかったですもん。数学AもBもIもIIも全部この先生に習ってしまったから、全部の数学が苦手になってしまいました(笑)。


それはともかく、とは言え5月の試験は次の試験を一部免除するだけのもので、最終的に取ろうと思っている資格試験は合格率が低い難関の試験です。でもまぁ、やろうと決めたのでやれるだけのことはやってみようと思います。


2024年1月19日

【東京散歩】穴八幡宮(早稲田)の一陽来復御守

年末の話ですが、毎年冬至が過ぎたころに早稲田にある「穴八幡宮」へ「一陽来復」の御札をいただきに行きます。


数年前に、小学1年生からの仲である山口在住の幼馴染みに「ここの御札をもらってきてくれないか」と頼まれたのがきっかけで、毎年この時期に行くようになりました。





これは一昨年の。

このようにその年の方角に貼ります(幼馴染みから送られてきた写真)。

丸まったこの御札を、元旦か節分の日の0時にその年の方角の壁に貼っておまつりすると、 「悪いことが続いたあとに物事がよい方に向かう」とされているようです。


この御札をおまつりした最初の年に友人はいろいろと良いことが起きたようで、それから毎年お願いされるようになりました。


私も1年目に自分の分も買っておまつりしていたのですが、エアコンの前に貼っていたこともあり、半年経たずにポロリと落ちてしまいました😂。落ちてしまった御札はもう貼り直してはいけないため、返納しなくてはなりません。


私は結局面倒になって💦1年目で挫折。


一昨年は冬至の日に頂きにあがりましたが、行列ができていました。毎年並ぶようですが、窓口がたくさんあるので(早稲田の学生アルバイトさんっぽい人がたくさん笑)そんなに時間はかかりません。


そしてそれをおまつりした幼馴染みは、歯科助手として十数年勤めていた歯医者を辞めてしばらく職を転々としていましたが、去年の12月にまた新たな歯科医院で歯科助手としての再就職を果たしました。


「来年幼馴染みが新しい職場で活躍できますように……」とお願いして、「また来年も来ます~」と神様に伝えて、1年の最後の大仕事を無事終えることができました👍


本殿前の大きな木と勇ましそうでかわいらしい狛犬が素敵な神社です😊

2024年1月17日

掛け持ち&時間が足りない

去年から携わっている書籍の校正作業に加え、同じ会社から別の書籍の再校(別の人が校正したものを直した後の2回目の校正)の依頼がありました。

同じ会社からの仕事ですが、担当者さんが違うと同時期に案件が来たりします。どちらも再校なので同時進行で作業できそうと思い(向こうもそう思って依頼してきたんだと思います)、新たな依頼も請けることにしました。

初校(1回目の校正)だと同時進行はなかなか大変ですが、やっぱり依頼が多いのはありがたいです。

それに加え、高単価のS社さんの仕事が今日明日の予定で来たので嬉しい。仕事がたくさんあるのは、フリーランスとしてはやっぱり嬉しいものですね。大変と言えば大変だけど。

アレの勉強もしなければいけないけれど、1週間ちょっと勉強をしてみて、時間も十分あるし試験自体も過去問をひたすらやれば受かりそうだなと感じたのでちょっと一安心。

こちらの試験よりも次の試験が難しいのですが😅


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先日読んだ「日本とユダヤの古代史&世界史」がとてもおもしろかったので、茂木誠先生の新作と、「日本とユダヤの古代史&世界史」の本の中で興味を持った日本の宗教についての田中英道先生の著書、それから茂木誠先生がYouTubeチャンネルの中で紹介されていた埼玉県の史跡に関する本を購入しました。

読むのが楽しみ。

他にも2冊まだ読んでいる途中の文庫本があるし、だいぶ前から少しずつ読んでいたものの、文学全集の本が読みにくくてなかなか読み進められなかった志賀直哉の「暗夜行路」がKindle Unlimitedで出ていたのでそちらもまた読むのを再開したところです。

まだ積ん読中のSF小説「プロジェクト・ヘイル・メアリー」も読み始めたいし、とは言え毎日眠くて8時間は布団に入っていたいし、、、時間が24時間では足りません。

ギターも練習したいし、、、私は何を削って時間を作ればいいのだろう(笑)。好きなことやりたいことを毎日少しずつコツコツ継続していくしかないようです……。

悩む…


2024年1月15日

遅ればせながら本格始動

東京に戻ってきました。地元は雨模様でしたが、東京は晴天。だけど少し風があって寒いですね。


昨日は地元も晴天だったので、とんどさん(どんど焼き)をしました。今日は小正月ですね。旧暦では2月9日まで師走で、今年の旧正月は2月10日のようです。




なので、愛用している「和暦日々是好日」はまだ去年のものを使っています。

そして、毎年持ち歩き用に使っているダイソーのスケジュール帳。今年は年末までに買いそびれてしまい、地元のダイソーでは愛用しているサイズが売り切れていました。仕方ないのでひと回り大きいものにしたら、300円商品でした😅。




東京に戻ってきたことだし、明日から書籍の仕事があるのでそろそろ本格始動しなければなりません。


話が飛びますが、今週のしいたけ占いを見るに、新しく始めた勉強はどうやら運勢どおり?の動きのようです、



内容が理解できるかなぁと心配していたのですが、今やっているほうの資格勉強は思った以上にぐんぐん頭に入ってくるし、計算もやさしめでした。計算自体よりも、計算方法を覚えていられるかが心配ですが、何度も繰り返して頭に叩き込むしかないです。


それより何より、内容自体が実はすごく自分の興味に合っていたようで知識を得られるのが楽しいです。夜寝る前に数項目ごとに勉強しているのですが、寝る前にやるものではないようです😂。忘れないように忘れないように勝手に脳が働くのか、寝る前にやるとなかなか寝付けません。


過去問の問題を分野ごとにまとめたものを参考書のようにして使っていますが、出題傾向&基礎知識を同時に学べて効率が良いです。早く基礎知識を終えてひたすら過去問を解いていきたいところですが、仕事やら来月はギターの発表会もあるので、あまり焦らず間に合う程度に勉強しようと思います。願書も出さねば。妹は時間がなくて無理かも…と早くも脱落の模様💀

2024年1月13日

【読了】はじめての文学講義

実際にあった講義を文字おこししたもので、ジュニア文庫ということもあり、とても読みやすくあっという間に読めました。


読むことを楽しむにはどんな方法があるの? 魅力的な文章を書くにはどうしたらいいんだろう? その両面から文学の面白さ,深さを構造的に探っていく.太宰治をはじめ多様な文学作品をテキストに読むコツ,書くコツ,味わうコツを独特の視点で指南する.渋谷教育学園渋谷中学・高校での「文学講義」をまとめた一冊.(岩波書店HPより)

太宰治の「富岳百景」に出てくる”富士には月見草がよく似合う”という一節を例に「イメージの喚起」について解説したお話や、ある言葉とある言葉の間に関係性がなく、距離がある場合に、人間はその2つをどうにか結びつけようと思考が働きそこに物語が生まれるという「ファンタジーの二項式」のお話など、文学を楽しむための秘訣が易しい言葉で説明されていました。より深い読書体験へ誘ってくれるような、とてもすばらしい本でした。

生徒さんの質問に対して「書くコツ」についてもいろいろな技法を説明してくださっていますが、読む人にとっても「なるほど、この一文があるからこのシーンにリアリティが生まれているんだ」などといった楽しみ方もできて、読書がより楽しくなる視点が学べるなと思いました。


2024年1月12日

【読了】日本とユダヤの古代史&世界史 - 縄文・神話から続く日本建国の真実

昨日、ようやく珠洲市の知り合いが連絡をくれました。

数日前に実家の家業のXにて、2棟あった建物のうちの先祖代々大切にしてきた古い棟が全壊(写真で見ると本当にぺしゃんこ)したこと、新しいほうの自宅兼民宿のもう1棟は無事だったこと、家族全員無事だったことなどが投稿されていました。

今も近くの小中学校に800人ほどが避難していて、地区の家屋は9割が全壊、30人ほどが家屋の下敷きになっていたので、消防団員である彼が他県から来た特別救助隊に街を案内したりしているとか。

コロナ、インフルエンザ、ノロウイルスなどが蔓延し、ご家族の中でも感染者が出て避難所隣の廃校に隔離されているようで、本当に想像以上の大変な避難生活を送っているようです。

私がこちらにいてできることは本当に少ないけれど、義援金で救助活動などの支援をしたり、彼の家業に対しても震災前にクラファンをしていたのでそういった形で、今後息長く少しでもお手伝いができたらなと思っています。


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さて、やることがいろいろとあり慌ただしいので、こちらもひとまず記録のみ。

東北大学名誉教授で美術史家でいらっしゃる田中英道先生が、ご自身が長年の研究から導き出された「日ユ同化論」の背景や根拠について、作家で歴史を教える予備校講師でいらっしゃる茂木誠先生と対談された本です。

興味深くて読み始めたら止まらないくらい、おもしろい本でした。本書の内容はもちろんのこと、様々な角度から物事を見る視点の持ち方についてとても勉強になる1冊です。

何度も読み返したいです。


あなたの歴史観が変わる!謎解き!歴史物語!
教科書にも載らない、縄文・神話の時代から続く、日本とユダヤの壮大なストーリー!
ヤハウェ→ヤハタ→八幡神? ユダヤ人埴輪? エデンの園は日本だった!?
なぜユダヤ人たちは世界を流浪するのか?
なぜ彼らは日本に同化したのか?
天孫降臨にも、巨大古墳にも、神社やお祭りにも、彼らの痕跡が!?
ミステリー小説の謎解きのような、画期的に面白い歴史対談!

★日ユ同祖論を超える「日ユ同化論」!
★ユダヤ人渡来は5つの波
★「出エジプト」が1stタイミングだった!では2回目はいつ?
★縄文時代、「日出ずる国」日本にやってきたユダヤ人
★ユダヤ旧約聖書に、同化ユダヤ人の証拠あり!?
★太陽信仰のメッカだった高天原は現在の千葉と茨城!?
★スサノオとサルタヒコはユダヤ人だった!?
★「天孫降臨」「神武東征」に関わったユダヤ人とは?
★「ユダヤ人埴輪」を知っていますか?
★巨大古墳や埴輪にみるユダヤ人的テクノロジー
★渡来人が中国人、韓国朝鮮人ではなく、ユダヤ人である理由
★秦の始皇帝ユダヤ人説!徐福が日本にもたらしたもの。
★祇園祭は「ノアの方舟」を祝うお祭りだった!
★赤い鳥居と神社の謎!
★渡来人・秦氏がつくった古墳、埴輪、京都、神社 
★蘇我氏はキリスト教を布教したかった!?
★ザビエルとコロンブスは隠れユダヤ教徒だった!?
★アシュケナージ、スファラディ……ユダヤ人は一枚岩ではない!
★樋口季一郎中将が満洲で語った「ユダヤ人へのメッセージ」
ワニブックスHPより) 
 




2024年1月10日

理工系の国家資格に挑戦することにしました

今日ゲラが出校される予定だった書籍の仕事が来週に変更になったので、明日東京に戻る予定を少し先延ばしにしたため、まだしばらく実家でのほほんと過ごす予定です。

先日話していた資格試験の願書、郵便で取り寄せるか県庁(または都庁)に取りに行かなければならなかったので面倒だなと思っていたのですが、父に「(仕事の用事で、あるいは暇なら)県庁とか行かない?」と軽く言ってみたら、今日は仕事が暇だからと取りに行ってきてくれました。私のと妹のと、念のため(笑)友人のと3部。

妹と話をして、今年の試験、ひとまず願書は一応出してみようということになりました。

初心者用の参考書も購入しましたが、良いサイトがあってそこで過去問や動画による解説などが豊富にあるので、なんとか勉強をがんばってみようと思います。

こちらの試験は理工系なので全くのド初心者ですが、父も持っている資格なので特に数学部分は教えてもらえることもあり、独学でもなんとかなりそうです。

メインのほうはやはりちょっと難しそうなので通信講座を受けたほうがいいかも…とは思っていますが、まずは今までとは全く異なる分野に挑戦することが今年の目標なので、今回の資格試験の勉強を始めるだけでも目標達成ということになるかな!?


メインの資格を取って仕事をしようというのは今のところ考えていませんが、未知の分野について勉強すること、国家資格であること、今まで興味を持っていた分野と全く無関係でもない分野であること、父の仕事に関係する分野であることなどから、数年かかるとは思いますが挑戦しがいがあるなと感じています。

校正の仕事とどこまで両立してやっていけるか分かりませんが、マイペースに楽しみながら勉強していきます👍


【読了】自分のための人生を生きているか

ひとまず簡単な記録のみ。


自分自身を自己蔑視や劣等感から解放し「私には私の人生がある」「私の最大の資産は私の心です」と胸を張って言えるようになれば、それだけで人生は安心かつ幸福なものになるということを訴えた内容です。


加藤諦三さん自身、権威的なお父様のもとで長年自分を抑圧して生きてこられたことは今までの多くの著書で知っていましたが、そこからどう「俺には俺の人生がある」と思えるようになっていったかの経緯が書かれていたことが印象に残りました。


「勝ち負け」で考えない心理学 
誰の人生でもない一度きりの人生を、自分らしく生きるか、流されて生きるか。劣等感にさいなまれる日々から抜けだすための心の持ち方(大和書房HPより)

以下は加藤諦三さんの公式HPより

この本の言葉が心の支えになる。人は変われる!


50年以上続くラジオ番組「テレフォン人生相談」で

相談者の悩みに向き合ってきた心理学者、書き下ろし最新刊!


自分の弱さをさらけだせず、勝てば勝つほど不安になっていく。

劣等感に押し潰され、「自分は役立たず」と思い詰めてしまう。


……いたずらに消耗していくあなたが、一番にしなければならないこととは?


◎競争意識が強ければ強いほど、最善よりも最高を選択しようとする。その結果、自己喪失に陥る。

◎本当の自分というものを犠牲にして、人の期待にかなって気に入られようとする。それは、悩みに火をつけているような努力である。

◎自分の注意が今、結果だけにいっていないか、その点を注意することである。

◎真の生きがいを感じられない人は、「私は私、あの人はあの人」という自我境界ができていない。

◎自分の人生は、誰のものでもない、自分自身のものだということを、私たちはいつも自分に確認しておく必要がある。etc.


競争意識のなかに自分を置き続ける生き方を、大胆に編み直していくための道しるべ


<著者コメント>

 心の拠り所を神や国家に求める時代は終わった。心の拠り所を自分自身に求めなければならない時代になった。

 中世のような神が死んでから、人間には二つの生き方があると私は思っている。

一つは人とつながる生き方であり、もう一つは人とつながらない生き方である。

人とつながらない生き方の原点は劣等感であり、復讐的勝利を目的とした生き方である。コミュニケーションがうまくいかないで、社会的支援がなく、心身ともに健康になれない傾向がある。


人とつながる生き方の原点は、安心感であり自己実現の生き方である。


人とつながる生き方をする人は、社会関係ができるからストレスに強い人になる傾向がある。肉体的にも健康になる傾向がある。

人とつながらない生き方をする人は、社会関係ができないからストレスに弱い人になる。社会的に孤立するから、どうしてもストレスに弱く毎日が緊張している。肉体的にも心理的にも健康にも良くない。毎日ピリピリしている。生きるのが辛い。

健康になりたければ、食生活も大切だろうが、健康になれるように生き方を変えることである。それは難しいことだが、人とつながる生き方に変えることは、健康には何よりも重要である。

「支えとなる社会的ネットワークを持つ人は、それほど強い社会的な絆を持たない人に比べて全般的に健康で、ガンや心臓病の罹患率も低く、(冠状動脈造影でみると)冠動脈の狭窄も少なく、病気になった場合でも入院期間が短くてすみ、感染症に対する抵抗力もある。

それに比べて、特に社会的に孤立している人は一般に死亡率が高く、関節炎、高血圧症、冠動脈心臓疾患、風邪、結核、その他の感染症を含むさまざまな病気の罹患率が平均よりも高い。」「註、Kenneth R. Pelletetier, Between Mind And Body; Stress, Emotions, And Health., Mind /Body Medicine,/edited by Caniel Goleman, Ph.D., and joel Gurin. Consumer Union, 1993, p.31」


肉体的健康と心の関係を考えただけでも、心は私たちの最大の資産である。しかし私たちは資産といえば、ともすれば経済的なことしか考えない。

60歳で定年になった時に、確かに経済的資産は大切な課題である。しかし有名企業の役員にまで「功なり名遂げて」定年でうつ病になる人も多い。

そういう人は、私の資産は私の心ですという発想すらないのだろう。

この本は、「私の最大の資産は私の心です」と言えるような生き方を考えた本である。


健康に関する本は書店に行けば山ほどある。栄養のバラアンスに注意をする、適度な運動を心がけるなどテレビでもどこでも色々と言われる。

それに比べると、生き方の違いが肉体的な健康にも大きく影響するという注意は少ない。免疫力を上げる食べ物の話も、色々とある。しかし生き方もまた免疫力に影響する。

要するに生き方は人間の全てに影響する。

食事のバランスや適度な運動も大切だが、生き方の問題は、人間が幸福になるか不幸になるかの究極の問題である。

[自分自身であり得ないのなら悪魔になった方がましでしょう]。「註、David Seabury, How to worry successfully、加藤諦三訳、心の悩みがとれる、三笠書房、1983年2月10日」, 150頁」

 本文中にも触れたようにこの言葉は決して極端すぎる言葉ではない。しかし食事のバランスがわるいなら、「悪魔になった方がましでしょう]とは、人は言わないであろう。

「態度が全てである」という本がアメリカにある。それは「言い過ぎだ」という人もいるだろう。しかし「間違っている」という人は少ない。そういう考え方もあるだろうという人が多いだろう。

しかし人生で「適度な運動が全てである」という人はいないだろう。

 私たちは「生き方の問題」はそのくらい大切だと思っている。

 その割には生き方の問題を考える機会は多くない。この本はその生き方の問題が人生に重大な影響を持つということをメインに取り上げた。

2024年1月7日

【読了】あなたは、あなたなりに生きれば良い。

令和6年一発目に読み終えた本は、加藤諦三さんの本です。



生きづらさの原因は全て、その人の「無意識にある何か」=「内なる障害」にある。
「私の内なる障害は何か?」それを考えるのが幸せへの鍵である。
本書を読んで、自分の人生に失望しているのがバカらしくなってほしい。
あなたには、いまとは違うもっと広い自由な世界がある。
この本は、「本当の自分」を肯定するための本である。
──加藤諦三


◇気を使いすぎて疲れる
◇他人の何気ないひと言が気にかかる
◇少しの失敗でも立ち直るのに時間がかかる
……
なぜか、生きづらい――。
頑張るのにちょっと疲れてしまったあなたへ。

「他人」にも「自分の感情」にも、もう、振り回されない!
自己肯定感を高める12のヒント
三笠書房HPより)

加藤諦三さんの公式HPでも本の紹介がありました。

⏩⏩https://www.katotaizo.com/books/anatahaanatanarini


昔の本がKindle Unlimitedでたくさん出ているのでそればかり読んでいましたが、久々に最近の著作を読んでみたくなって、2020年に発売されたこの本を選びました。


内容はとても興味深かったです。


なかなか自分の人生を生きれない人、人生がうまくいかない人にとっては、日々の生活は苦しいものです。ですが、実はそういう人たちは、無意識では自分で苦しみたがっている、呆れるほどに苦しみに固執している、という話です。そのことに気がつけば楽になるし人生は拓けてくるということが、いろいろな角度からしつこいほどに(これは加藤諦三さんの本ではいつものことです)語られています。


無力感、絶望感、劣等感、依存性…。無意識の中にこういった感情があると、神経症の人だけではなくて普段は楽しく生きている人でも、人生の中で躓く場面が出てきます。


そういうときに、出来事ではなく自分の本質について自問してみることが大事。起きる問題にパターンがある人は特に上記のような自分の内面にある感情を探ってみるといいかもしれません。


簡潔に言えば、とにかく自分の無意識にあるものに気づくこと。もちろん無意識だから気づくことはとても難しいけれど、それに気づき続けることが人生が拓けていくことにつながるということでした。


もう1冊、2023年に発売された新しい本で似たような内容の本を購入したので、こちらも併せて読んでいます。


昨日の話のつづき&久々に高単価の仕事

昨日の話の続きです。

ずっと起業したいけど何でしたらいいか分からないとの相談を受けていた友人Cちゃんに、昨日の資格の話やその仕事をすると独立起業がしやすいことをしたところ、その仕事に関わる一部の作業をバイトやプライベートでやった経験があるらしく、すごく興味を持ってくれて、私と私の妹と彼女と3人で資格取得をがんばってみよう~!という話になりました。

彼女は数年前に一種衛生管理者の資格を取ったのですが、そのときに過去6年分の過去問を全部100点で挑んで一発合格したらしく、資格試験の勉強は得意と見えます。

私は資格試験の勉強は大の苦手ですが、やる気さえあれば苦手なことや新しいことに挑戦することはそんなに苦ではない性格。

妹は育児が一段落してから挑戦する予定なので、友人が一番先に合格するかもしれない(笑)。


私自身は途中で挫折する可能性も大ではありますが、何事も新しいことを始めるのは刺激になります。益々楽しみになってきました。


さて、そんな話で盛り上がっていたところに、久々に元々やっていた高単価のS社さんからの仕事が来ました。案件の内容からしてしばらく続けて仕事が来るかもしれないです。経済的にも安心できるし資格取得のための勉強にも早めに着手できるので、そうなってくれることを願っています。

2024年1月6日

新年早々今までとは全く違うことがしてみたくなった話

しばらくやる気が起きない日々を過ごしていましたが、今日たまたま父とテレビを見ながら話していて、今までやってきた趣味や仕事とは全く違う分野の資格を取るために今年からその勉強を始めようかと考え始めました。


資格を取るための予備校を取材した番組を父と見ていたのですが、そのときに父からとある資格(今はまだ何の資格か言わないでおきます。分かる人には分かるかも)が必要な職業の人手が足りず、私の地元に至っては父より1つ上の方しかその資格を持っている人がおらず、その人が辞めたら困る云々みたいな話を聞きました。


調べてみると、全国的に引く手数多状態で、しかも収入もなかなか良いみたいです。ただ、なかなか体力がいる仕事。


そしてその資格自体もなかなか難関なようで、かなり勉強しないと合格できないようです。


私自身はその資格を取ってその仕事をするかどうかはまだ分かりませんが、まず第一に、今までの超文系の勉強とは全くもって違う分野なのでやってみたいという思いが強いこと、&苦手だけど死ぬまでに克服したい数学を勉強する必要性があること、&父がその仕事ではありませんが、関連する仕事を今も現役でしているのでいろいろと教えてもらえること、&あわよくば未経験で独立起業できる資格ということ、などの点から、がんばれそうな気がします。


さらにその話を妹にしたら、妹は父の仕事と同業の会社で事務をしていた経験があり、また数学もできるので、かなり興味を持ってくれて、一緒に勉強しようと話になりました。


妹はまだ下の子が小さいので勉強する時間がないし、私も校正の仕事が忙しい時期はなかなか勉強ができないので今すぐに試験を受けるというわけではありませんが、まずは試験がどんな内容か過去問などを見てみたり基礎を勉強し始めてみようと画策しています。


私はひとまず校正の仕事をがんばりながら、50歳までにこの資格に合格することを目指そうと思っています。


関連する別の資格を取っておくと試験の一部が免除されるのですが、その試験は2~3カ月集中的に過去問をひたすら解けば合格しやすいようなので、まずはそちらの合格を目指そうと思っています。


が、その資格試験が今年の5月にあり、今月中に願書を出さないといけないんです😂。試験料金は3千円弱なので、忙しくて勉強できなかったら受けなくても大きな損はしないからひとまず願書を出してみるかなー、でもこちらの資格も本当に全くの未勉強分野なので果たして2~3カ月で内容を習得できるのかも心配。こちらの資格は、父の仕事そのものなので分からないところは教えてもらえるとは言え、5月はちょっと早すぎる気もするし。。。


ただ、来年5月に受けるとなると、なんかちょっとモチベーションが落ちそう(笑)。


というわけで、ぼんやりしていた年明けからようやくやる気のエンジンがかかってきた感じです。


この資格試験を受ける受けないにかかわらず、なんとなく今までとは全く別のことを趣味でいいからしたい、できるなら今までの文系ではない、自分にとって未知の分野を始めてみたいという思いがぼんやりとあったので、今年はそちらの方向で1年を楽しんでいきたいと思います。


もはや語学ブログではなくなってしまいそう…アハ…😅。でもこの資格の勉強を通して資格試験に慣れたら、英検1級をはじめとする外国語検定も今度こそ(!)本当に受けてみたいと考えています。


ちょっと早いけど、いろいろ老後の楽しみができました(笑笑)!

2024年1月5日

【令和5年・読書記録】12月に読んだ本(6冊)

 12月に読んだ本です。







(2022年の年末からの合計75冊)

100冊には届きませんでしたが、Kindleなどでちょこちょこ読んでいた本を合わせれば100冊ぐらい読んだのではないかと思います。


元々読書は嫌いではありませんでしたが「本をよく読む」というほどではなかったため、今回意識して読書をするように心がけてみて本当によかったです。

知らないことが知れたり、感性が豊かになったり、全く関係ないことが点と点でつながって自分の血肉となるような実感があったりして、改めてやっぱり本を読むってすばらしいなと思いました。

今年もたくさんの本を読んでいきたいと思います。

東京に戻るまでにこの3冊を読破(どちらかの文庫本は機内で読む用に残しておき)したいです!



もう5日・・・

なんだかここ数日体がだるくて眠いし全然やる気も起きないなと思っていたのですが、たまごアレルギーのせいかもしれないと気づきました。

年末にたまごが含まれているものをいくつか食べたので、それが今になって出ている気がします。

今は、以前のような目の腫れや痒みはほとんど出なくなり、化粧水を塗ったら沁みる程度の肌荒れがあるくらいなのですが、それに代わって今度は今回のような体のだるさや眠気が出るようになりました。


また改善方法を模索したいと思います。

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地震が起きた珠洲市の知り合いと連絡はまだついていませんが、無事であればおそらく地域の救助や支援活動をやっているだろうと思い、現地の動画などをちょくちょく見るようにしていたら、いました!

ただ、本人は無事のようでしたがご家族の安否は分からず、また、潰れた家屋で捜索活動をしている消防隊の様子を見守る姿が映っている動画で、それがご家族の捜索なのかご近所の捜索なのか分からないし、本人もかなり憔悴している様子だったので心配です。

珠洲市は何度か遊びに行こうと思いつつ、東京からも本当に遠く行くのが大変なところだというのが分かっていたのでなかなか赴けず、今回の救助/支援活動が難航しているのもうなずけます。

救助活動もまだまだ時間がかかりそうですが、なんとかいろいろな形で救助や復興の支援ができたらと思うばかりです。

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今日は帰省中の甥っ子が最終便の飛行機で東京に戻る予定でしたが、羽田の事故によって朝一の便と最終便が昨日も今日も欠航になり、明日明後日は飛行機が予約できなかったので月曜日に変更したよう。

私は11日に東京に戻ろうと思っていますが、たぶん日中なので大丈夫かな…。


年明けからいろいろなことが起き、自分自身についても今年どうなるのか、どうしたいのか、まだあまり思い浮かばず5日過ぎてもぼんやりと過ごしていますが、そろそろしゃきっとしていきたいなと思います。

ひとまず今日は年末に年明けでいいと言われた(はっきりとした締め切り日がないとついだらだらしてしまう…)仕事をやってしまい、今年の抱負を考えたり本を読んだりギターの練習をしたいと思います😌

2024年1月3日

新年あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

今年の年末は父と大掃除をなんとなくしつつも、「なんだかやる気おきないねぇ」「去年がんばったから今年はちょっと手抜きでいいかぁ」などと言い合い掃除を簡単に済ませ、年始も仕事が特にないのでのんびり過ごしています。


元旦に起きた能登の地震、こちらも結構揺れました。1階にいた父はカタカタ鳴ってるなぁ程度であまり気づいていない様子でしたが、2階にいた私はかなり長い横揺れを感じて酔いました。


能登半島の先端にある石川県珠洲市に知り合いがいるのですが連絡もつかず、被害状況がネットやXを見ても全く分からない上に、どうも彼の家がある宝立町鵜飼あたりに津波が来ているので心配しています。家族で避難していると思うのですが、古い家だし、珠洲市の住宅のほとんどが全壊しているとの報道もあるので心を痛めています。


東京にいるときからいずれは実家に戻って家業を継ぎ地域のまちおこしをしたいと言っていて、今は家族をもちずっと話していたことを有言実行し、前回の地震の復興もがんばっていると誇らしく話していただけに、街自体が壊滅状態というのは本当に辛いです。


なんとかご家族ともに無事でいますように。そしてまた地域のために尽力していく活力を取り戻せますように…。


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さて…私自身はというと、なんだか去年1年の、特に精神的な疲れが出たのか、体は元気ですが何もやる気が起きずぼんやり過ごしています。猫が昼夜問わず寝息を立てながらひたすらずーっと私のベッドで寝ているので、私もなんだかそのペースに巻き込まれ気味😂


今年はどんなことをがんばりたいかなぁなどいろいろ考えているものの、あまり新しいことは思い浮かばず。今年もこつこつ淡々と校正の腕を磨きつつ、でもちょっとエディタースクールの編集の通信講座を受けてみようかなとも考えています。


まぁ、もう少し今年1年についてのんびり考えてみようと思います。