フリーランスの日常
翻訳をやったり文字おこしをやったり校正をやったり…… 趣味はボサノバギター弾き語り
2026年6月6日
今年の北海道~青森旅行
2026年6月1日
令和8年の読書記録(6月1日更新)
なかなか読了記録が書けないので、読了本を一覧にしてズンズン更新する形にし、気に入った本や紹介したい本だけ詳しく書くスタイルにしてみます(本人の備忘録も兼ねています)。
5月はまだリンクを入れていませんが、更新し次第またアップしていきますね! 川端康成の「美しい日本の私」は読了ブログ書くつもりなので、こちらもまた更新できたらアップします🫡。
2月
➊川端康成『雪国 』(⏩読了ブログ)
3月
➊大島梢絵『11人の本棚と愛読書 私たちの読書生活』(⏩読了ブログ)
➋苫米地英人『生成AIの正体』(⏩読了ブログ)
4月
➊ドストエフスキー『罪と罰』(⏩読了ブログ)
➋青木さやか『お金まわりを見直したら人生が変わった』(⏩読了ブログ)
➌伊藤浩介『脳と音楽』(⏩読了ブログ)
5月
➊山野弘樹『20代からの文章読解~人文学的思考を鍛える「読み方」10講』
(⏩読了ブログ)
➋三浦清美『ロシアの思考回路 その精神史から見つめたウクライナ侵攻の深層』
(⏩読了ブログ)
➍ジェームズ・クリアー『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』
➊川端康成『古都』
➋岡本太郎『神秘日本』
➌細谷功『メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問』(P)
➍夏目漱石『三四郎』
➋江藤淳『決定版 夏目漱石』
➌中勘助『銀の匙』
2026年5月30日
久々に書籍のしごと
暑いです・・・。
先週末は寒すぎて、電気ストーブを引っ張り出したのですが、今週はまた暑くなって湿気もあったのでしんどかったです。
東京は、昨日の午後くらいから今日にかけてはカラッとしていますが、連日強風で埃がすごい。
さて、5月の和訳チェックの仕事も無事一段落したようなので、来週は出勤の仕事になりそうです。
・・・と思っていたのですが、書籍の仕事のほうをお願いしたいということで出勤は一応なくなりました。
週末はゆっくり休んで月曜日からがんばろうと思っていたのですが、書籍の仕事の締め切りが来週金曜日なのでゆっくり休んでいられなくなりました。ふぅ・・・💨💨
話は飛びますが、最近川端康成にはまっています。
先日「美しい日本の私」を読み終えたのですが、結構前から飛び飛びに読んでいたのでいざ読了ブログを書こうと思っても内容を思い出せなくて。
それよりなにより、文章がとても美しかったのでもう一度最初から読み直そうと思っています。
それと同時に、「古都」を読み始めました。夏目漱石は、私の印象では割と淡々とした感じですが、川端康成の文章はしっとりとした感じで女性的感性を感じます。
川端康成の小説は短めなものが多いし、一文一文自体も短めで頭でというより感性で読める感じなので、仕事の合間の休憩中で多少頭が疲れていても読み進めることができる感じがします。
またまた話が飛びますが、ベレ出版から中・上級のイタリア語本が出るようで、気になります。
語学を再開する余裕が全然ないのですが、やっぱり新しい語学本が出ると気になります。
ひとまず今はボサノバ弾き語りの上達用にDuolingoでポルトガル語をやっていて、なんとか聴き取りと挨拶程度ぐらいでもできるようになりたいなと思っているのですが、それとは別に原語で本を読むっていうのをやりたいなとは思っているのです。
だから基本的には小説だと英語ドイツ語フランス語あたりが多くなるかもしれませんが。
いつになることやら・・・。
今日のノルマがあと少しあるのでまた✋
2026年5月25日
今週も1週間が始まった
2026年5月23日
雑談(小説を書きたいCちゃんの話)
朝の投稿の話の続きではないけれど、尊敬する友人の1人で、中学の同級生のCちゃん。
ものすごく仕事ができる人で、転職するたびに自分の意志と反してなぜか管理職になってしまう。
責任感もあるので管理職になったからにはちゃんと成果を出して会社に貢献するまでは職務を全うするけれど、もうのんびりしようと思って転職→なぜかまた管理職になる(される)、をここ3~4回繰り返しています。
今日久々に連絡があって長話をしていたら、2月に仕事を辞めることになっていたのですが、社長に引き留められて今も続けているとか。
社長に辞めてどうするのと聞かれたので、「小説を書きたい」と言ったらしいです。それで、「生きていけるのか」と心配されて(まぁ引き留める口実だとは思うけれど)、なんだか辞める話が有耶無耶になってしまったのだそう。
私も初耳で、「えーーーっっ!!!」とのけぞってしまいました。
そうしたら、学生の時から作文で褒められることが多かったらしくて、密かに小説を書きたいという夢を持っていたと言うじゃないですか。
Cちゃんがたまたま仲良くしている元同僚の人が、会社を辞めてnoteに小説を書いていて、本を作って同人誌的な感じで製本したりしているそうで、そのを聞いてその手があったか!と思って「小説を書きたい」という思いが再燃したそうです。
それなりに蓄えもあるからお金にはしばらく困らない。今まで漠然と持っていた小説を書くという夢が、一気に現実的になって具体的にどうしたらいいかなどをいろいろ考えている。
などなど、いろいろ話を聞いていて、やっぱりCちゃんと話していると刺激をもらえて楽しいなと思いました。
中学の同級生とは言え、中学の時は同じクラスになったことがなくて私の親友の幼稚園からの友達、というので話すくらいだったので、仲良くなったのは大人になってから。
なので、中学の時にどういう作文を書いていたかなどは全然知らなくて、ぜひぜひCちゃんが書いたものを読みたいから、個人的には早く会社を辞めてnoteで連載してほしい。
偶然にも最近ときどき見ている動画が会社を辞めて小説を書いている人のYouTubeチャンネルで、千葉のほうに小説を書いたりする人のための逗留プランのある旅館があって1人合宿していたのを見て、楽しそう~と思っていたので、そういう話でも盛り上がりました。
さすがに引き留めた社長も「夢を諦めさせてしまったのではないか」と思ったらしく、悪いなと思ったのかもう一度話し合いをするためにと会食をセッティングされたらしいですが、たぶんまた引き留められるな・・・。
まぁでも、いいですねぇ。そういう突拍子もない話を聞くのが大好きです。仕事を続けるにしても、小説を書き始めるために会社を辞めるにしても、応援したいです。
なんだかこっちまで楽しくなって、なんとなくブログに書いてみました。
【自分メモ】何かを続けることについて
最近、ギターや合気道、語学などの自分の経験からもしみじみ感じていたことだけど、本や動画でよりわかりやすく説明されていたので、「何かを続けること」について自分メモも兼ねてまとめてみました。
① 飽きてもやり続ける
今の風潮とは真逆のことかもしれないけれど、飽きたりもう好きじゃないし・・・と思ってもやり続ける。
続けることが苦痛でしょうがないときは無理をして続けることはないかもしれないけれど(本当はそれでもやり続けてもいいかもとは、私自身は思っているけれども)、多少飽きてきても、とにかく淡々とやり続ける。
② やり続けていると、ある時ブレイクスルーが起きる
そうやって、飽きつつも無になって淡々とやり続けていると、ある時ブレイクスルーが起きる。何かが分かったり、そうだったのか!という閃きが起きたり、習い事や仕事であれば口酸っぱく言われていたことが腑に落ちたり。上達が感じられたり。
③ ブレイクスルーを繰り返して(積み重ねて)ステップアップしていく
そうやってブレイクスルーを経験しながらステップアップ(レベルアップ)していく。
④ 自分オリジナルの方法を見出せたり(何かは分からないけれど)新たな境地に辿りつく
ブレイクスルーを繰り返してステップアップを積み重ねていくと、「守破離」の「破」→「離」と段階が進んでいく。
やり続けないとブレイクスルーも起きないし、もちろん上達もしない。
経験的に私も分かっていますが、特に最初はどんなに好きでも疲れるし飽きることもあります。やり続けている途中でも、新しいことが出てくると同じ。
よく知られていることですが、脳は慣れ親しんだことからできるだけ離れたくないので、新しいことに対してはどうしても「面倒臭い」とか「飽きた」とか「やっぱり好きじゃないかも」という思考を放出する。
でもそれに惑わされてはダメなんですねぇ。それでもやる。そこは努力が必要と言われればそうかもしれないけれど、頑張るというより「無になる」「淡々とやる」がいいのかも。
そうすると、慣れてきて楽にできるようになってきたりコツが掴めたりする。
そうしていくうちに、また新たな課題が見えてきて、そこに取り組むのに面倒になったりする。
そしてまた「無になって」やり続ける。
それの繰り返しです。ゴールはないに等しく、キリがないですが、上達の楽しみが見出せて続けるのがやめられなくなる。そうやっているうちに、「こんなとこまでこれた!」という自覚が少しずつ加わってくる感じでしょうか。
志村けんだったかが、「自分はもうバカ殿も変なおじさんもとっくの昔に飽きてる。だけど皆が喜ぶからやり続ける。そうするとまた新たな境地が見えたりする」みたいなことを仰っていたらしいです。(志村けんさんだったか別の方だったか忘れましたが、とにかくそれらしいことを仰っていたらしいです)
だからこそ老若男女から長く愛される芸人さんでいらっしゃったのかなと思います。
私の尊敬する、勝手に人生の先輩と呼んでいる友人も、私とは全く別のタイプですが、ものすごくコツコツ淡々とやるタイプで、一見するとちょっと無感情な人だなとも思えるのですが、その積み重ねはすごいものがあるなと感じています。
ときどき悩みは聞くけれど、好きな仕事だからなのか愚痴もほとんど聞いたことがないし、なんか地味に(失礼笑)すごいなと思っています。それでも裏ではかなり飽きたり嫌だな疲れたなと思うこともあるんだろうなと思います。
そう思っていたら、いつの間にか大企業で部長さんになっていて、それでもまだまだ「若い人はすごいなと思う」と言って、「自分も~」とか言って仕事をコツコツ淡々とやり続けています。新しい分野が次々出てくるIT系なので、年を重ねるにつれてそれに追いつけなくて若者との違いに焦りを感じたりもあるらしいですが、とにかく淡々とやっているイメージ。
ほかにも昔からよく知っている同じような友人がいて、とにかくすごいなと思わせられることが今になって多くなってきました。長い付き合いだからこそ、今になってそのすごさに気付かされることが多い。
そういう友人たちを見ていると私も四の五の言わずにやり続けよう・・・という気になって、良いモデルになってもらっているし、そういう尊敬できる友人たちがいることをありがたく思います。
最近ドドドドッと同じような内容について触れることが多かったのと、自分的にもそれが実感できることが多くあったので、自分メモとしてブログに残しておきます。
2026年5月21日
【東京散歩】月島もんじゃストリート~赤坂見附
前日に小石川後楽園へ行った友人ともよく話すのですが、意外と都心って歩いて回れるんですよね。
そんな中にも地域地域でいろいろな特色があって面白いし、新しい発見もあって、お散歩が楽しいです。
ちなみに、最近こんな動画がおすすめに上がってきて、まだ見ていないのですが、山手線一周散歩したいなと思っています。
さすがに6万歩はきついので3~4回ぐらいに分けて、ちょっとずつ歩きたい。しかも私もスタンプ集めるの好きなので、それも楽しみ。
2026年5月19日
【東京散歩】小石川後楽園(追記あり)
今日は、明日明後日の締め切りの仕事2件を早めに納品してひとまずスッキリ。
これで金曜日締め切りの仕事に心置きなく着手できます。木曜夜からまた怒濤の入稿ラッシュなので今のうちにほっとひといきしておきます。
さて、GW初日に、東京ドーム横にある小石川後楽園へ行ってきました。
当初のコースは、小石川後楽園→印刷博物館→小石川植物園の予定でしたが、思いの外小石川後楽園が楽しめてのんびりしたのと印刷博物館の入館料がちょっと高かった💦ので、メインは小石川後楽園になりました。
ちょうどこの日は東京ドームでボクシングの有名な誰かと誰かの試合があるようで、ちょうど入場開始になったぐらいの頃だったので周辺は大賑わいでした。
それとは対照的な、小石川後楽園ののんびりゆるりとした空気感よ!東京は本当に、隣合わせの場所でも空気感が全く正反対のところが多くて不思議です。
東京ドーム横の門から入るとこんな池と門がありました。
ここから、なんだか喉が渇いたし休憩したいねと言っていろいろカフェを探しましたが、まずそもそもこの周辺にカフェが少ない&GWでどこもお休みでした。
ミュージアムショップでいろいろ見て、地下のチケットカウンターまで行ったところで、入館料が結構高いことを知りちょっとうぅ・・・どうする・・・?となって、結局やめました。
ミュージアムショップはセンスの良い雑貨などがたくさんあってかわいかったです。ミュージアムショップだけ見るのもおすすめ。
いつもお散歩に行くと、大体公園やら美術館、博物館は夕方5時ぐらいに閉まるので、そこから夜ご飯までの時間を持て余します。
この日も、5時ではまだ夜ご飯にはちょっと早いし・・・ということで、ここからちょびっと歩いて神楽坂へ向かいました。
どーするーどーするー?と友達と言い合いながら神楽坂をぶらぶら。そこからチャイハネに入った友人の服選びにちょっと時間がかかったのでいい時間に。
ちなみに私はこのシャツ↓が欲しかったけど、さすがにこの年で背中に大きめの龍がプリントされたシャツもどうかな・・・と思ってやめました。
柄シャツが好きなので、今年の夏は1枚欲しい。
横道にそれますが、今狙っているのはこのシャツ。でも絶対欲しいというほど好きな柄でもないので買うかは気分次第かも・・・。
それはともかく、友達も無事素敵なエスニックの服を買うことができ、お腹もそこそこ空いてきたので、飯田橋の広島風お好み焼きのお店へ。
もみじ屋飯田橋店⏩⏩https://www.momijiya-okonomi.com/
お好み焼きはしょっちゅう食べたくなります。(写真なし)
その後、四谷三丁目まで歩いて友人の最近のお気に入りのワインバーで1、2杯飲んでおひらき。(3月にオープンしたばかりのワインバーで、お店の名前を忘れてしまいました・・・)
(⇒追記 お店の名前がわかったのでリンク貼っておきます。雰囲気の良いお店で、若いマスターも気さくで話しやすいです。)
ワインの交差点⏩⏩https://www.instagram.com/croisee0220/
たくさん歩いたので、この日の歩数は2万歩を超えていました。
この次の日から幼馴染みが遊びに来たのですが、彼女とも歩き回ったので連日2万歩以上歩いて、連休の終わりには脚が棒のようになってました。よく歩いた~。
2026年5月17日
【読了】ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
ニューヨークタイムズのNo.1ベストセラー。全世界で2000万部突破!日々の小さな変更が、驚異の結果をもたらす。本書は学術研究論文ではなく、実践マニュアルである。著述はすべて科学的に裏付けられ、過去の最高のアイデアと科学者たちによる説得力のある発見を統合したものだ。参考にしている分野は、生物学、神経科学、哲学、心理学などだ。特に重要なアイデアを見いだし、すぐ実行できる形で結びつけることで役に立つ構成になっている。その根幹をなすものは、習慣の4つのステップ――きっかけ、欲求、反応、報酬――と、このステップから生まれる4つの行動変化の法則である。わたしが提案する枠組みは、認知科学と行動科学の統合モデルである。人間の行動は常に変化している。状況によって、時によって、刻々と変わっていく。しかし、本書では変わらないものについて述べている。人間行動の基本についてだ。何年にもわたって信頼できる永続的な原則。それを基にしてビジネスを始め、家庭を築き、人生を切り開けるような考え方である。習慣は自己改善を複利で積み上げたものである。毎日1パーセントの改善が長期的には大きな改善になる。自己改善が複利の利子を生んでいくようなものである。投資した資金が複利で増えるように、習慣の効果も繰りかえすことで大きくなっていく。1日ではほとんど違いがないように見えても、数カ月や数年をかけてもたらされる影響は計りしれない。2年、5年、あるいは10年後に振り返ってはじめて、良い習慣による利益と悪い習慣による損失がはっきりと目に見えてくる。良い習慣を身につけるのに唯一の正しい方法などないが、ここでは著者の知っている最善の方法を紹介する。つまり、どこから始めても、また、変えたいものがなんであろうと効果のある方法である。ここで取りあげる戦略は、目標が健康、お金、生産性、人間関係、もしくはその全部でも、段階的な方法を求めている人なら、誰にでも合うはずだ。人間の行動に関するかぎり、本書はあなたのよきガイドとなるだろう。 (Amazon HPより)
長かった・・・。もっとすらすらと読める本かと思ったら、かなり密度の濃い内容でした。
この本の漫画バージョンがあるようなので、簡単に読みたい方にはそちらを勧めます。
習慣本はやっぱり人気ですね。この本も読んでいて少し昔の本かなと思って奥付を見たら、初版が2019年で、私が持っている本が2024年の第10版の本だったので、大ベストセラーですね。
「習慣」を習慣にするための方法が余すことなく語られていました。
でもこの本に書かれていることを「習慣」にするのが難しそう・・・(爆)。
そんな声が多かったのか、先月ワーク本が出たばかりのようです。より実践的な内容になってそうです。
小さい習慣の積み重ねが大きな違いをもたらすことは紛れもない事実なので、私も参考になった部分はかいつまんで実践していこうと思います。
最近私が習慣化に取り組んでいるのが、
・踏み台昇降40分
・ペン字
・腕立て・腹筋
・ワークブック系(手持ちのいろいろなワークブックをやっていく)
・読書
です。
↓の動画を参考に、習慣トラッカーを作ってやっています。と言っても、気が付いたときだけ塗り塗りしたり、面倒な時は○(できた)△(少しできた)×(できなかった)を付けるくらいな適当さです。
運動系は、ちょっと痩せたいのと運動不足解消のためなので優先度高めに設定して今のところ続いています。
ワークブックやペン字は忙しいときはやらなくてもいいルールを作って、優先度低めに。
読書は1ページでも読むようにしています(実際読み始めたら1ページでは終わらないですが)。
複利~の本に紹介されていた、「2分だけやる」を積み重ねるのもいいなと思っているところです。
それならワークブックやペン字も、きりのいいところまで頑張らなくても2分だけを毎日続けていたら亀の歩みですが進んでいることになりますもんね。
こつこつがんばります~。
2026年5月16日
【読了】暗夜行路
一気に書かないと先延ばしにしてしまうので、最後にもう1冊。
ひとは過ちをどこまで、赦せるのだろう。不義の子・謙作の魂の昇華を描破した、日本近代文学の最高峰。祖父と母との過失の結果、この世に生を享けた謙作は、母の死後、突然目の前にあらわれた祖父に引きとられて成長する。鬱々とした心をもてあまして日を過す謙作は、京都の娘直子を恋し、やがて結婚するが、直子は謙作の留守中にいとこと過ちを犯す。苛酷な運命に直面し、時には自暴自棄に押し流されそうになりながらも、強い意志力で幸福をとらえようとする謙作の姿を描く。用語、時代背景などについての詳細な注解を付す。(Amazon HPより)
"時任謙作という人物の大きい魅力は、にもかかわらずという生活の意志に尽きる。「直子が憎めないから赦したのだ。又、その事に拘泥する結果が二重の不幸を生む事を知っているからだ」――これが謙作の決意である。作者は、人間の過失をできるだけ軽く考え、また、不幸に拘泥することを避けようと努めている。これは武者小路実篤などにも通じる生き方だと思う。白樺派一般に共通するものである。"(巻末解説「暗夜行路について」荒正人)
そして、最後の鳥取県の大山(だいせん)の中腹から見える米子一帯の景色の描写が本当にすばらしかったです。芥川龍之介は志賀直哉の才能に憧れ、夏目漱石も自分のはそういうものは書けないと称したそうです。
"芥川がある時、「志賀さんの文章みたいなのは、書きたくても書けない。どうしたらああいう文章が書けるんでしょうね」と、師の漱石に尋ねた。「文章を書こうと思わずに、思うまま書くからああいう風に書けるんだろう。俺もああいうのは書けない」漱石はそう答えたという。 "(巻末解説「志賀直哉の生活と芸術」阿川弘之)
夜が明けて中海(なかうみ)に浮かぶ大根島に陽の光りが当たり、大山の影が中海から米子の陸地へ上がってくる様子は、大山にもよく行ったり登ったこともあるので、朝のその風景自体を見たことはなくても想像できて、そうそう、そういう地形だよね、と思いました。
でもこれ、志賀直哉は『暗夜行路』を書く24年前に見たきりで、思い出しながら書いた、とあとがきで書いています。24年も前に見た風景を今まさに見ているかのように書けるのが、芥川龍之介や夏目漱石が羨む才能のようです。
最初は祖父の文学全集の本で読んでいたのですが、重いし分厚いしで読みにくく、なかなか読み進めることができず文庫を購入して、電車で読んだりしていました。
それでも前半はなかなか読み進むことができず、最初のほうは何度も読み直したためだいぶ長くかかりましたが、500ページの大作を読了して晴れ晴れした気持ちです!
次の電車のおともは夏目漱石の「三四郎」にしようと思います。この際、夏目漱石の小説はすべて読もうと思っています。文学論など小説以外の著作もいくつかあるようなので、そちらも読みたいです。
なかなか読み進められなかった本を3冊一気に読了できて満足です。
明日も・・・と思いましたが、来週しめきりの仕事に少し取りかかってみたら案外面倒くさそうだったので明日はそれにかかりきりかも・・・😂






