2024年12月26日

【東京散歩】早稲田 穴八幡宮→新宿区立漱石山房記念館

毎年この時季恒例となった、穴八幡宮へ「一陽来復」の御守りを頂きに行きました。


列ができていて並びましたが、窓口がたくさんあって早稲田大学の学生さんであろうアルバイトさんたちが手際よく応対してくれていたので、30分もかからず御札を頂くことができました。


お参りのほうは、かなり列になっていて時間がかかりそうだったので、後ろのほうからそっと手を合わせてお宮を後にしました。


いいお天気で全然寒くなくて、心地よい参拝ができてよかったです。




今年は頼まれた幼馴染みの分と一緒に自分のも入手。



あんまり神様に依存してもなぁということでいつもは自分の御守は買わず幼馴染みの分だけ買いますが、今年はいろいろ大変でがんばったのでそのご褒美&少し神様の後押しをお願いしようということで、自分の分も入手しました。


その後、穴八幡宮から徒歩10分ほどのところにある「漱石山房記念館」へ行ってきました。





ずっと来たいと思っていた念願の記念館。ようやく訪れることができました。


区の施設なので入館料は300円!そして音声ガイドはなんと無料!ということで、音声ガイドを借りて小一時間をかけてじっくりと見て回りました。


↓は再現された漱石の書斎。いろいろとこだわりが詰まっているようです。長谷川博己主演のドラマもちゃんと再現されていましたが、素敵な書斎です。


元の家は空襲で焼けてなくなってしまったそうですが、晩年に漱石の家に出入りしていた芥川龍之介がこの部屋についての詳細を書き残していたそうで、壁紙の銀杏柄も当時の記録をもとに再現されたようです。







テラスも素敵。ところどころに黒猫がいます🐈‍⬛


漱石さんもいました。






夏目家は猫だけでなく、犬や文鳥など、いろいろ飼っていたようで、漱石の小説や随筆にも出てきます。(「文鳥」「硝子戸の中」など)



2階の廊下には漱石の手紙や小説から抜き出した言葉が飾られていました。含蓄のある言葉の数々を1つ1つ読みながら歩みを進めるのがなんとも良い時間でした。






その他、2階の展示室には直筆(複製)の原稿や出版当時の書籍の実物、いろいろな人物との手紙のやり取り、さらには「漱石の思い出」にもエピソードがあったのですが、亡くなったときに取ったデスマスクもありました!


彫りの深い顔立ちがデスマスクからもよく分かりました。


1階の受付前では漱石の人生の流れをざっと紹介した展示や20分弱の動画上映などもあり、夏目漱石の作品だけでなく人生を堪能できるとっても充実した展示で大満足でした。


ブックカフェ「CAFE SOSEKI」というのも併設されていたのですが、この日は定休日でした(涙)。この後、用事があったのでランチがてら軽く何か食べようと思っていたので残念。







建物の周囲には記念の公園もありました。


ちなみに漱石記念館から少し歩いたところには「草間彌生美術館」もあります。


私は長野の松本市美術館で草間彌生の展示(水玉が動く展示)を見て酔ってしまい😹気分が悪くなってしまったので、ちょっと苦手なのですが、、、


この後、赤坂見附駅で友人と待ち合わせしていたので公園は見て回らず、記念館からぶらぶら散歩がてら30分ほどかけて四谷三丁目駅まで歩いて丸ノ内線に乗りました。



通った外苑東通りはそんなに見どころはありませんでしたが、ときどき坂の表示があったり防衛省があったりと、普段通らない道なので楽しかったのですが、歩きすぎて家に帰って脚がつって、まだほのかに痛いです(涙)。


それにしても、展示を見ていると、夏目漱石は弟子や周りの人たちに愛されまた漱石自身も人が好きだったんだなと感じました。


神経症を患っていたりして、写真などのイメージでは少し神経質で怖いオジサンのような印象も受けますが(実際、長谷川博己主演のドラマを見た友人は、「夏目漱石って実はク○野郎だったんだね」と言っていた……)、やっぱり小説を読んでもこういった展示を見ても、とても心の優しい繊細な人だったんだなというのが分かると同時に、案外人たらしだったのだろうなとも感じます。


何はともあれ、良い1日でした。

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