いつものように、、、本については簡単な感想だけです💦
Amazonや読書メーターにも参考になるレビューが多いので、そちらを読むだけでもこの本の概略が掴めると思います(丸投げしてすみませんっ)!
10本の指を自在にあやつり,1分間に数千個にのぼる音を超高速で鍵盤から紡ぎだす。その超絶技巧と驚異の記憶力を支える脳のメカニズムを,最新の知見により明らかにする。(Amazon HPより)
ピアニストは、芸術家であると同時に高度な身体能力・情報処理能力 を併せ持つということを脳科学や身体運動学の観点からひもといた内容でした。
改めて考えると、特にピアノはスポーツ的な面も多々あるなと思うし、ピアノに限らず音楽とスポーツって実は身体的にも感性的な面でもかなり似たような能力を使うように思います。
ピアニストだけでなくほかの楽器の演奏者とピアニストとではどう違うのかな~というのもちょっと興味がありましたが、著者の方自身がピアノ演奏者のため、全体を通してほぼピアニストについてのみ考察していて、その点はちょっと物足りない気がしました。少しだけでも、ほかの演奏者の例なども挙げてくれると比較なんかもできたかな……。
個人的には文献がたくさん掲載されていたのが良かったです。各章に20点ずつぐらいの参考文献があって、後でいろいろ読んでみたいと思いました。
ちなみに、ほんの少しだけですが、私が音楽療法学部の時のテーマに選んだ――というよりかは、選ばされ、半ば強制的に否定する論文を書かされ(笑)、皮肉なことに(?)脳と音楽の関係性に興味を持ってしまい臨床的な音楽療法の道に進むのをやめるきっかけとなった本なのですが――「モーツァルト効果(The Mozart Effect)」について、「モーツァルトを聴くと頭が良くなる?」というタイトルで説明がありました。
2歳児がリズムに合わせて跳ね始めるのを見たことがある人なら誰でも、音楽が私たちに深いレベルで語りかけてくることを知っているでしょう。しかし、その深さを私たちに示してくれたのは、著名な教師であり音楽の先見者でもあるドン・キャンベル氏です。彼の画期的な著書『モーツァルト効果』がそれを証明してくれました。刺激的で力強く、そしてしばしば叙情的な『モーツァルト効果』は、シンプルながらも人生を変えるメッセージを伝えています。音楽は体、心、そして魂の薬なのです。キャンベルは、現代科学がこの古代の知恵を裏付け始め、特定の種類の音楽を聴くことで生活の質がほぼあらゆる面で向上するという証拠を発見しつつあることを示しています。本書では、不安から癌、高血圧、慢性疼痛、失読症、さらには精神疾患に至るまで、あらゆる症状に対処するために音楽がどのように活用されているかを劇的に描いています。キャンベル氏は、常に明確で説得力のある、空間 IQ を高め、痛みを「消し去り」、創造性を高め、精神を高揚させるための 24 以上の具体的で簡単なエクササイズを推奨しています。(Amazon HPより、Google翻訳)
この本の内容については、一過性のブーム的な側面もあり、批判的な意見も多いのですが、『ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム』によると、モーツァルトだけでなくシューベルトの音楽でも、詩の朗読でもIQは向上するということが分かっているらしいです。
さらに最近では音楽のレッスンを長期間受けることでもIQが向上するという研究結果が出ているそう。
さらにさらに最近ではまた新たな研究結果が出てきているようです。
個人的には、ベートーベンやショパンなどはちょっと感情に訴える激情的なメロディーが多いのに比べ、モーツァルトはあまり感情の緩急がないので感情が揺さぶられずに聴けます。バッハも同じ感じがします。
このリラックスという点でお気に入りのCD↓。
おぉ、読了記録から話題がずれてしまいました。。。
脳と音楽については、↓この本を読んで勉強してみたいと思います。
今回読んだ『ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム』は、音楽を聴くことの影響よりもむしろもっと能動的な音楽との関わりに関する本で、体のことにも興味がある私にとっては、脳と音楽だけでなく身体的な分野からの考察もかなり勉強になりました。
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