2025年3月13日

【読了】新しい文章力の教室 苦手を得意に変える ナタリー式トレーニング

気晴らしできると思ってギターのレッスンに出かけたところ、電車に乗る前に先生からLineがありレッスン時間が変更になっていたことを思い出しました。


結局別の日に振り替えてもえらえることになったので今日はレッスンはお休みし、2~3駅行ったところで電車から降りてぶらぶら歩いて帰りました。


帰ってからは疲れてごろごろ。ごろごろしながら読んだのがこちらの本です。アマゾンに1570レビューもあって★も4.3という高評価だったので購入しました。



書けないカギは書く前にあり!
実践的メソッドで悩まず書けるようになります

◆文章を「書きながら」考えていませんか?
文章が書けないのはなぜでしょうか?
うまい人はどうやって書いているのでしょうか?

ニュースメディアで新人教育を担当する著者が、
書ける人が自然にやっている基本を
誰にでも学べる方法として伝授する初めての書籍。

企画書、報告書、レポート、ブログ、SNSなど
あらゆる文章に有効です。

◆こんな人におすすめです
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□ 言いたいことはあるのにうまく伝えられない。
□ どこから書き始めればいいのか分からない。
□ 言い回しに悩んでなかなか書き終わらない。
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◆文章力を付けるポイントが分かります
・地図を調べてから出かける
・悩まず書くために「プラモデル」を準備する
・「サビ頭」構成を基本形にする
・音読と黙読で読み返す
・体言止めは読者に負担を与える
・完読のためにスピード感を調節する(Amazon HPより)


そんなに期待していなかったのですが、とても勉強になる本でした。 


というのは1章は文章の組み立て方について書かれているのですが、2~4章は校正者の立場からして非常に役立つ内容だったからです。


文法的な間違いや文法的には間違いではないけれど文として良くない表現についていろいろと説明されていて、特に雑誌の校正をしていてよく見かけるものばかりでした。


例えば主語と述語が離れすぎていていつの間にか係り受けがおかしくなっている文だとか、「私が感じたのは~してみたかった」「この特徴は~○○している」などの、「~ことだ(点だ)」が抜けている文というのはすごく多いです。


あとよく見かけるのは「~の~の~の」と「の」が繰り返されている文。


そういった表現がどうして良くないのか、またどう直したらよいかなどが説明されていて、校正者としてもとても勉強になりました。


私もときどき自分のブログを読み直していると間違えていることがあるので、この2章のタイトルのとおり、「読み返して直す」というのはすごく大切なことだなと思います。


でもその反面、雑誌などのスピード勝負的な面がある媒体はどうしても読み返す時間すら取れない。なのでそこを補う校正者の役割はとても重要だと感じました。


5章は文の書き方について工夫するとよいことなどについてでした。


文を書く人という意味では、2~4章は翻訳者にとっても勉強になると思います。


明日から取りかかろうと思っていた編集作業にも役に立ちそうで、タイムリーな内容でとてもよかったです。


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