とても勉強になって、たくさんマーカーを引いてしまいました。普段は本に書き込みをほとんどしないのですが、これは永久保存版だと読み始めたときから思っていたので、気になるところはメモを入れたりもしました。
著者のnoteのサイトで大部分を読むことができるみたいです。是非読んでみてください(パフォーマンス医学以外の記事も面白いです)。
身体をつかう、すべてのひとへ現役スポーツドクターが解き明かす、パフォーマンス向上の医学的背景現代におけるテクノロジーの発達は、人間の根幹を成す「運動」の欠落という大きなマイナスを招いています。「運動と共に理解すること」は人間本来の性質です。運動すれば、理解できる。理解できれば、予測できる。予測できれば、生きる可能性が広がるーー運動は本来、「生きる」に向かう行為なのです。本書は脳や身体の可能性を、現役のスポーツドクターがその根拠となる医学的背景とともに解説し、「視る」「呼吸する」などの具体的な側面から「パフォーマンスとはなにか」を紐解き、人間の心と身体における原理原則を共有します。「パフォーマンス医学」はあなたの可能性にアクセスします。 Amazon HPより
たとえば腕相撲をする際に、A:通常の腕相撲のように相手の手を握り相手の腕を倒すイメージと、B:相手の手握ったところよりももっと先まで自分の腕が長く伸びているイメージを持って相手の腕を倒す、Bのほうがより強い力を出せるとか、などです。これは自分の体の範囲を超えているイメージを持つことで、Aよりも動員される筋肉が多くなるという仕組み。
画像は著者のnoteよりお借りしました
これは、ギターにすごく活用できると思いました。
右手の指の振りが小さいといつも言われるのですが、たしかに指をもう第1関節ぐらい長いとイメージすると、普通に弾いているときと感覚が変わって振りが大きくなりました。
そのほかにも、視線(視野)、呼吸、重力などの視点からパフォーマンスをどのように考えるかが解説されていて、体の動かし方についてのたくさんのヒントを得ることができました。
第三章の、睡眠、ウォーミングアップ、学びと気づき(言葉)というテーマで体のポテンシャルを引き出すという話もギターだけでなく、日常にも生かせそうな知識やアイディアが盛りだくさんでした。
中でも「人間の脳は感謝と不安を同時に感じることはできない」というのは、私自身経験的に感じていたのですごく説得力があり、今まで以上に感謝を心がけたり意識的に感謝できることを見つけるというのをやっていこうと思いました。
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