先日本屋さんで購入したこちらの本。
とても読みやすく、すぐ読めました。
【「脳トレ」の川島研究室が緊急提言】スマホに依存しすぎると思考の中枢「前頭前野」がやられる!「ものを考えられない」「何かに集中することができない」スマホ依存を放置した先に待つのは、認知症予備軍の人たちであふれる社会か!?スマホを常用し、脳に“ラク”をさせていると、成長期の子どもなら脳発達が大きく損なわれ、成人なら不安・抑うつ傾向が高くなることが明らかに。
特に子どもの学力とスマホの使用にはかなりの相関関係があるようで、スマホの使用によって子どもの脳の発達がかなりの割合で阻害されていることが分かっているようです。
スマホによって集中力が下がったり睡眠時間が減って、間接的に学力や成績に影響が及ぶだけでなく、スマホが脳の発達にダイレクトに影響を及ぼしているというのは衝撃でした。
実際に脳のMRI画像を見てみると、発達が阻害されているのがよく分かります。
発達していない部分は黒くなっているので、スマホを使っていない子どもの脳と比べると違いは明らかでした。
子どもはまだ発達段階なので、スマホの使用をやめたり時間を短くすれば学力・成績も元に戻ったりあがったりするようですが、「スマホ依存」という言葉があるとおり、大人ですらなかなかやめられないのに子どもならなおさらです。
大人も60歳ぐらいまでは脳細胞が成長することが分かっているらしいので、子どもだけの問題ではないようです。
特に興味深かったのは、辞書の話。
私はこのブログでもよく「紙の辞書でちゃんと調べるほうが絶対によい」と言っています(と言いつつ先日電子辞書もいいというブログを書きましたが……)。
で、ですね、このデータもありました。
驚いたことに、スマホ(ネット)で単語を調べると、認知・実行機能や情動・動機づけ機能を司っている前頭前野の活動が何もしていないときとほぼ同じなのです。
ところが紙の辞書で調べたときは活発に活動しているのがグラフで見ると一目瞭然です。
校正のときもかなり辞書は使うので、やっぱりなるべく紙の辞書でちゃんと調べるようにしようと思いました。
これからは脳細胞の老化対策も必要ですね……。いろいろ忙しい(笑)。
ということで、ネットもスマホもできるだけ必要最低限の使用に留めるよういろいろ工夫をしてみようと思います。
お盆はずっと仕事だったので、今少し仕事が落ち着いていてお盆休み気分です。
一昨日、目次と索引のチェックだけの仕事を頂いたのでそれを週末にやって、来週あたりからまた出勤の仕事が始まります。
もう1冊ぐらい週末中の本を読めればいいな。
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