11月のことですが、半年前から楽しみにしていたチョ・ソンジンのコンサートに行ってきました。
前回のオケも素晴らしかったのですが、チョ・ソンジンの実力についていけていない感をやや感じました。もっとレベルの高いオケとの演奏を聴きたいと思っていたところに、当日もらったチラシの中にこの公演案内が入っていたので帰宅後即予約。
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は歴史のある楽団で、数種の音楽誌のオーケストラランキングでも常時20位以内には入っているようです。
ちなみに、私が昔住んでいたボストンのボストンフィルはそれよりもっと上のほうにランクインされているようですが、当時、演奏(小澤征爾さんの指揮)を聴いたときはそんなにすごい!と衝撃を受けた記憶がありません。
考えてみれば、ヨーロッパのオーケストラを生で聴くことが今までそんなになかったように思いますが、音の重みが日本やアメリカ、先日聴いたイギリスのオーケストラは全然違うように感じました。
個人的にはホルンと弦楽器の音色の美しさが衝撃的でした。
ホルンは管楽器の中では難しい楽器なんです(個人的な感想かも知れませんが)。上手なオーケストラでもホルンとあとクラリネットがフィィィーっと変な音が聞こえることがよくありますが、今回の演奏ではただただ美しい音色でした。
バイオリンをはじめとする弦楽器のピアニッシモ(ピアニッシッシモかもしれない)が幻想的な響きで、今までサントリーホールの音の響き方があまり好きではなかったのですが、初めて良さを感じました。
それより何より!チョ・ソンジンのシューマン!素晴らしかったです!
ゲヴァントハウスとも指揮者のアンドリス・ネルソンスとも何度も共演しているようなので、前回よりも息も合っていたように思います。やっぱりピアノの音が透き通っていて素晴らしい。それでいて若い頃より成熟してきた感もあり、40代(今29歳)くらいになったときにどんな音を奏でるのか、今から楽しみです。
ちなみに、日本でだけなのかほかの国でもそうなのかわかりませんが、すごく演奏後もクール。鳴り止まない拍手に対しても、「Thank you!! Thank you!!」というよりは、片手で(あくまでイメージ)「Thank you」と言って去っていくような、そんな貴公子のような感じです。個人的には貴公子というより職人っぽいイメージですが。しかも技巧というより音色職人という感じがします。
何はともあれ、良い時間を過ごせて幸せでした。
そして、また当日もらったチラシを見て、来年のチョ・ソンジンの名古屋でのソロリサイタルを予約してしまいました😂。早く予約できたから安い席が空いていたので名古屋まで行ってきます。
そして、もっとレベルの高いオーケストラを聴きたいという欲求が抑えきれず(笑)、3月にウィーンフィルの公演があるようなのでそちらも予約してしまいました(お金がかかる・・・)。
先日天皇陛下がご鑑賞されたというニュースで知りましたが、ベルリンフィルも来日していたんですね。
ベルリンフィルはトップ1か2あたり、バイエルン放送交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が次に続く感じのようです。
チョ・ソンジンのリサイタルやウィーンフィルの公演のほかにも狙っているコンサートがあるので、来年もいろいろと見に行きたいと思います。
ちなみに、今回パンフレットが千円だったのでちょっと買おうか迷いましたが、せっかくなので手に入れました。読んでいると、こういうの、誰が校正しているのかなぁって、そればかり気になりました😅(別に誤字脱字はなかったですが、中身がなかなか充実していたし調べも大変そうだなぁと思って)。
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