久々のブログです。
クリスマス前までやや大きめの仕事を2つ同時進行でやっていましたが、両方とも無事納品できそれで仕事納めとなりました。
あとは毎年恒例の仲間内での女子会や忘年会で楽しく過ごし、昨日帰省して掃除や子守りをしつつのんびり過ごしています。
しばらく急ぎの仕事もないので、本もたくさん読めそうです😊
鳥類学者、それは神に選ばれし存在である。スマートな頭脳に加え、過酷なフィールドにいつでも出張できる体力が必要なのだから。かわいいメグロからの採血。噴火する孤島への上陸。ある日は吸血カラスの存在に驚き、ある夜は蛾の襲来に震え……。美女たちよ、わたしに近づくな。やけどするぜ。生き物を愛する人にも、そうでもない人にも、絶対に楽しめる、汗と笑いの自然科学エッセイ。(新潮社HPより)
ギャグ満載で、ククッと笑いながら楽しく読めました。
日没後にヘッドランプをつけて調査を開始したとたんに、ヘッドランプに集まる小バエが口に入ってきて呼吸もままならずもがき苦しむ様子、生態系保全という綺麗事の裏にある、大型哺乳動物を殺す泥臭い現実…
私は自然が好きですが、この本を読んだら安易に「自然が好き」とは言えないなぁとしみじみ思いました。
ほぉ!と思ったのは、殻からカルシウムを摂取するために微小のカタツムリを食べる鳥の糞から、約15%のカタツムリが生きたまま排出されたという話。中には、糞から出現した直後に子供を産んで増殖した個体すらいたとか。それはつまり、カタツムリが鳥の糞に乗って移動分散できるということ。
生涯の移動距離が極端に短いであろうカタツムリが、植物の種子のように鳥の糞に乗ってどこまでも移動できるなんて、想像すらしていませんでした。
ほかにも知らなかった話がたくさんありました。自分の知らない世界が知れるのでこういう本は本当に読むのが楽しいです。
帰省中に読み切れないほど本を持って帰ってきてしまったのですが、読める分だけどんどん読んでいって、来年もたくさんの本が読めたらいいなと思います。
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