12月に「カラマーゾフの兄弟」の2巻目を読了しました。
ゾシマの言葉にしたがって、アリョーシャは父の家に出かける。父と長男ミーチャとの確執は、激しさを増していくようだ。イリューシャとの出会い、スネギリョフ大尉の家で目にしたものなど、アリョーシャの心はさまざまに揺れ動き、イワンの「大審問官」で究極の衝撃を受ける。(AmazonHPより)
年末年始はKindle Unlimitedで読書関連の本をいろいろ読んだのですが、その中に必ず「カラマーゾフの兄弟」を若い時に読んだけど挫折したという文言があり、タイムリーな話題でした。
私も若い頃に読んでいたら挫折していたかもしれませんが、今読むと挫折するどころかこんなに学びの多い文学があるものかと思っています。
先日、NHKの「100分で名著」のプロデューサーの方が書かれた「『名著』の読み方」という本を読んでいたら、主人公の一人であるアリョーシャの師・ゾシマ長老の生涯が語られる「ロシアの修道僧」という章で挫折する人が多いとの話がありました。
とある研究者の方いわく、そこは「ゾシマ越え」と呼ばれる難所でそこを越えると「一気に視界が開ける」のだとか。
その章はちょうど2巻にあって、私は結構その部分、好きだったので全然問題なく読めました。
三島由紀夫の「奔馬」にも似たような部分があって、そっちは読むとうとうとと眠くなりましたが、「ロシアの修道僧」はそれ自体がなかなかの物語でとても興味深い章だと思いました。
あと2巻ですが、4巻はすごく分厚いのでまだまだ先は長いです。
さて、令和6年に読了した本は42冊でした。実際にはブログに記載していない本(Kindle Unlimitedで読んだものなど)がいくつかあるので42冊+αといったところです。
今年は読めた冊数は少ないですが、やっぱり三島由紀夫の「豊饒の海」を完走できたことが大きかったです。
カラマーゾフの兄弟にも挑戦できたのも良かった。
今年もお正月にすでに何冊か読み終えたので、順次ブログに記録できたらなと思います。
今年は目標50冊ぐらいかな🐼
0 件のコメント:
コメントを投稿