2023年8月23日

【読了】少女地獄

気がつけば8月も後半戦。夜扇風機を掛けっぱなしで寝ていて喉が乾燥したのか、お盆前から喉の調子が悪くなり、そこからなんと声が全く出なくなるまでになって、その後特に夜中に酷い咳に苛まれ、ようやく昨日あたりから咳も落ち着いて声も通常に近いまでに戻ってきました。


まだ痰が絡んだり咳が出るので本調子とは言えませんが、ようやく通常の生活に戻りつつあります。


さて、また1冊読み終えました。小説はだいぶ速く読めるようになってきました。


今回の1冊は夢野久作の短編集「少女地獄」。

書簡体形式などを用いた独自の文体で読者を幻惑する、怪奇探偵小説の巨匠・夢野久作。その入門にふさわしい四編を精選した、傑作集を贈る。ロシア革命直後の浦塩で語られる数奇な話「死後の恋」。虚言癖の少女、命懸けの恋に落ちた少女、復讐に身を焦がす少女の三人を主人公にした「少女地獄」ほか。不朽の大作『ドグラ・マグラ』の著者の真骨頂を示す、ベスト・オブ・ベスト! 解説=戸川安宣


面白かった!感想を書きたいのですが、ちょっと忙しいので読書メーターの感想リンクを貼っておきます😌。皆さん好きな作品はそれぞれですが、夢野久作ワールドにはまっているなぁ・・・。

読書メーター

この本で私が好きだった作品は表題作「少女地獄」の中の一遍「火星の女」です。"気の毒"という言葉は適切ではないと思うけれど、早くから生きる希望を失った女性の交錯した感情と最期に見いだした狂気じみた希望の描写に引き込まれました。もう1つの「殺人リレー」も良かったです。


それにしても、あの速読法を知って本をたくさん読めるようになって本当に良かったなと思う。面白い本でもそうでない本でも、読まないより読んだほうがなんとなく人生が楽しくなる気がします。東京に戻るまでにあと数冊本を読めるといいな。




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