2024年7月26日

午後はのんびりと読書

今週はWeb記事の校正が10本近くあり、ほかにも水・木といろいろと締め切りが重なったので、久々に2日連続で夜中2時ぐらいまで仕事をしました。


やっぱり夜更かしは身体に来ますね。


夜更かしはできるだけ避けて日中に仕事を終えたいところなのですが、午前中はなかなか集中できなくて時間があっという間にすぎてしまったり、調べ物をしながらついついツイッターなどを読んでしまったり💦


翻訳や文字起こしの仕事は、ずっと同じ態勢でひたすらパソコンに向かって作業をするので、いわゆるゾーンに入って時間を忘れて没頭することが多いです。


ですが校正の仕事は原稿やゲラが紙の場合が多いため、紙を見て文字をチェックしたり調べ物のときはパソコンに向かって調べたり、何か気になるところがあればコメントを入れたりと、動作がいろいろなので気持ちがちょっと散漫になりがちで、集中するまでに時間がかかります。


――というのは言い訳で、ただ怠けているだけです。。。



今日はWeb記事1本を午前中に納品したあと、残りの仕事は締め切りが来週になったので、午後からのんびり本を読みました。


最近は気分によっていろいろな本を読んでいるため、読み途中の本が部屋のあちこちに置いてあります。


ちょっと集めてみました。今読んでいるのはこんな感じです。あ、ほかにももう2冊ありました。






真ん中の青い本は「日本の文学」の川端康成編で、この中の「雪国」を読んでいます。


「手の倫理」は今日集中的に読んだのであと少し。「雪国」は、先日の「草枕」と同様ぼちぼちと読み進めています。


「草枕」もそうでしたが、この「雪国」も、実は朗読をしながら読んでいます。歌のための喉のトレーニングがてらという意味もありますが、何より文章が美しいので朗読して耳で聴くととても心地よいです。


実はこの「日本の文学」シリーズの志賀直哉編も実家から持ってきていて、「暗夜行路」をもう随分前から読んでいるのですが、なかなか進みません。内容自体は嫌いではないのですが、なにせ、普通の文庫本で640ページ近くある大作で、この青い本の半分も占めているのでいつ読み終えることができるのだろうか…と考えると、ついついページをめくる手が止まってしまうのです。。。


福田恆存の「人間・この劇的なるもの」は薄い本ですが、内容が濃く頭の中で咀嚼しようとしながら読んでいるので時間がかかります。


「手の倫理」もそうですが、ちょっと内容が難しい本はいろいろと思考が浮かんで頭がうるさくなりがちなので、感じたことを付箋にメモしたりしています。とくにあとでまとめようという意図はなく、ただただブレインダンプ?のような感じです。




なので、あとで読み返すと「なんのこっちゃ」と思うようなメモが多いです😂


上のメモもなんのことだかもう全然覚えていません。。。


たまに、昔読んだ本をペラペラとめくっていると、付箋のメモが貼ってあってびっくりしたりします。書いてある内容を読んでみると、ただただそのとき感じたことを書いているだけで、「こんなこと感じてたんだ」と恥ずかしくなったりすることもあります。誰かに本を貸してあげたりするときは、注意が必要ですね💦


ピンクの本は、YouTuberで予備校講師の茂木誠先生の「日本思想史マトリックス」。茂木先生の本は読みやすくて理解しやすいので、歴史の本など、何冊か読んでいます。


左下は三島由紀夫の「春の雪」です。初三島由紀夫です!「金閣寺」や「潮騒」から読めばいいものを、なぜかはじめに手にとったのがこの「春の雪」でした。電車の中で読んでいます。


三島由紀夫はもっと難しいのかと思っていましたが、この「春の雪」を読んでいるかぎりは、そんなに難しく感じません。


まだ半分しか読んでいませんが、主人公を含め、様々な登場人物が今風に言えば、「こじらせた」人々。なぜ「こじらせ」てしまうのか。時代背景やそれぞれのバックグラウンドから理由を推察していきながら読み進めています。


500ページ近くある大作ですが、想像していた以上に読みやすく、この本を読むのが電車の中での楽しみとなっています。


ああ、もう10時。1日が終わるのが早いですね。やりたいことがたくさんあるのに、どうしていいかわからなくて何にも手をつけられない悪循環に陥っています。いろいろと整理しなくては……。


では、みなさんよい週末をおすごしください👋


2024年7月22日

またまたつらつらと雑談などなど

昨日1つ仕事が終わり今日納品に行くのですが、同じ会社の別部署の方からWeb記事の校正の仕事が入りました。続けて仕事があるのはやっぱりうれしい😊。


午後持っていって、Web記事の原稿もそのときにいただくことにしたので今日は午前中はのんびり~。


話が飛びますが、ちょっと前に校正作業をさせていただいた本がベストセラーになっていて、アマゾンの部門1位になっていました。前々からレビューも良いし結構売れてるな~と思っていたので、もしかしたら結構前から1位をキープしている感じなのかな。


校正作業は大変だった本なのですが、続編が出ないかな~、そしたらまた頼まれるといいな~と密かに思っています。やっぱり自分が少しでも関わった本が出版されて売れたらうれしいものですね!


さて、またさらに話が飛びますが、最近また語学をちょっとずつやろうかなと思っています。というか、翻訳かな。


翻訳された本を校正する機会がこれまでに何度かあって、本の翻訳楽しそうだなと思ってやってみたくなりました。出版翻訳の仕事自体に特に興味があるわけではないので全くの趣味で勉強してみたいなという感じです。翻訳本の校正の勉強にもなりそうだし。


今はもうなくなってしまったのですが、DHCの翻訳通信講座が好きでいろいろ受講していて、その中でも日本の本の一部を英訳するコースが2種類ありそれがすごく楽しかったのです(今勉強してみようかなと思っているのは和訳ですが)。


英日の文芸出版コースもあったので、今思えばそれも取りたかったなぁ。


それはともかく、DHCのその講座では江戸っ子の熱い湯好きな話とか、夏目漱石の小説の一部とか、たしか、『博士の愛した数式』の著者である小川洋子さんのエッセイか何かもあった気がします。ちなみに『博士の愛した数式』は好きな小説の1つです。映画も好きでした。


夏目漱石もどの小説か忘れたのですが、もしかしたら先日読み終えた『草枕』だったかも。頂いた解答例にはアラン・ターニーの訳例が掲載されていて、とっても素敵な英文だったことを記憶しています。講座受講後、感想を書くはがきにそれについて書いてDHCに送ったら、Webサイトの講座の感想欄に掲載されていて驚きました!


そんなこんなでDHCの通信講座、なくなってほんと悲しい。すごくきちっとした教材で、私は英訳を多く受講したのですが添削してくださったアメリカ人の先生もすごく丁寧できちんとした方だという印象を受けました。


DHCはもう語学事業やたぶん出版事業もなくなってしまったようなので、復活は望めそうにないです。


話がだいぶとっちらかってしまいましたが、自分のペースでちょっぴり出版(文芸)翻訳の勉強でもしてみようかな~と思っています。


……という仕事終わりの雑談でした。ではまた✋

2024年7月21日

【読了】草枕

 

明治期の文学者、夏目漱石の初期の中編小説。初出は「新小説」[1906(明治39)年]。「智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」との書き出しは有名。三十歳の画家の主人公が文明を嫌って東京から山中の温泉宿(熊本小天温泉)を訪れ、その宿の美しい娘、那美と出会う。那美の画を描くことをめぐって展開するストーリーに沿って、俗塵を離れた心持ちになれる詩こそ真の芸術だという文学観と「非人情」の美学が展開される。低徊趣味や俳句趣味の色濃い作品。(アマゾンHPより)

「吾輩は猫である」「坊っちゃん」に続く、夏目漱石の初期の作品。


物語性のあるお話というよりは、漱石の芸術観、人生観みたいなものを画工(えかき)である主人公に語らせた小説とも随筆とも言い難い、でもただひたすらに文章が美しい、不思議な作品でした。


正岡子規も認めるほどに俳句や漢詩の才能にも溢れていた夏目漱石の文章は、どこかリズム感が感じられ、息継ぎも自然にできるような呼吸感のある、旋律性をもった文章だなといつも読みながら感じます。


以下、解説に掲載されていた漱石の言葉。


「『草枕』は、この世間普通にいう小説とはまったく反対の意味で書いたのである。ただ一種の感じ――美しい感じが読者の頭に残りさえすればよい。……さればこそ、プロットもなければ、事件の発展もない」


漱石の狙いどおり、美しさがとても頭に残る、絵画のようでもあり音楽のようでもある素敵な作品でした。


私が読んだのは祖父の文学全集の本でしたが、注釈や解説がとても詳しくいろいろ勉強になりました。昔の本なので字など読みにくいですがだんだん慣れてきました。昔っぽいフォントを読み続けていたり紙をめくったりしていると昭和にトリップした感じになれます(笑)。




2024年7月20日

不思議なくらい、暑いけど暑くない・・・そして夏バテ対策

今朝は昨日メルカリに出品した本が2冊売れたので、涼しいうちにとぶらりと近くのポストまで投函しに行ってきました。


住宅街を通っていくのですが、静かだし、各おうちの庭や鉢植えの緑がきれいでした。クラリネットみたいな音が聴こえてくるおうちもあり、なんだか癒やされました。


東京は猛暑日が続いています。もしかしてもう梅雨明けなのかな?


タイトルのとおり、家にいるとなんだか不思議なくらい、暑いけど暑くないんです(笑)。年かな・・・


昔より夏に強くなった感じです。昔はあんまり汗をかかない体質だったので熱が身体にこもってしんどかったのですが、年をとるにつれて体質が改善されてきたのか、汗もかけるようになり熱を適度に発散できるようになりました。


身体に熱がこもるのはしんどい。


10~20代あたりはほんとしんどくて夏があまり好きになれませんでしたが、今は夏が好きになりました。


エアコンも午前中は付けずに窓をあけて扇風機で過ごしています。午後からは少し暑くなるのでつけますが。夜はもちろんエアコンなしでOK。


湿気がないので余計いけるかんじ。汗はかきますが、心地よいです。


最近とくに思うのですが、私の場合、バテやすいのは胃腸が弱ったとき。エアコンの効いた中で冷たいものを食べない、食べ過ぎず腹7~8分目ぐらいにする、空腹感が少し残るぐらいがちょうどよい、、、などを気をつけると、それだけで身体の調子が格段によいです。


生命エネルギー(?)量はたぶん低めなので、あまり外を出歩かず、でもほどよく出かけるぐらいがちょうどよいです。そうすると、たまに出かけたときに疲れすぎずお出かけを楽しめます。


運動のしすぎも逆に疲れすぎてしまうので、ダンベル体操をのんびり続けています。


愛読しているこちらの漢方ブログも参考になります。


そして、なにのおかげかよくわからないのですが、最近すごくよく眠れます。相変わらず夢は毎晩見ているので熟睡はしていないのかもしれませんが、朝起きたときに「あぁよく寝た~」と思えて疲れも感じない。


年をとるにつれて、なにかするのに以前より時間がかかるようになってきたりできないことも多くなってきたりはありますが、なんだか昔より健康になってきたし身体も動きやすくなってきた感じがします。


あと、年だからしかたないと思えるのも気楽なのかも(笑)。若いころは、ほかの人を見て体力があっていいなぁ、私はすぐ疲れちゃう・・・とよく思っていましたが、今はまぁ本来持っている体力の違いはあるにしても、差がなくなってきたのかほかの人のことがあまり気にならなくなってきたのか、、、


とはいえ、喜びすぎず普通に健康管理に気をつけていきたいと思います。


暑い午前中を過ごして午後からエアコンを入れたこの瞬間がなんだかすごく好きです。気持ちよくって意味もなくブログをつらつらと書いてしまいました(笑)。


みなさんも夏バテに気をつけて、元気にお過ごしください。

2024年7月19日

【読了】漱石の思い出

 NHKのドラマ「夏目漱石の妻」で存在を知ったこの本をようやく読み終えました。



名作「坊ちゃん」に描かれる松山でのいろいろな出来事、夏目家の親戚のこと、熊本での婚礼の様子から微に入り細を穿って語られる文豪・夏目漱石の日常生活。お見合いで出会ってから死別するまでを共に過した鏡子夫人なければ、垣間見ることのできなかった人間・漱石の赤裸々な姿を浮き彫りにする。鏡子が漱石と生活を共にした二十年間、一日も欠かさず漱石が狂気の沙汰を演じたわけではない。周期的に訪れた狂気の時のほうが遥かに短いのである。しかも自分は小説家だから、常軌を逸しても許されるのだとか、ものを書けないイライラを家族にぶつけてもよいのだという傲慢さや身勝手さを、漱石という人は微塵も有していない。(解説・半藤未利子より)(アマゾンHPより)

460ページもあるなかなか分厚い本でしたが、思った以上におもしろくて結構あっという間に読み終えることができました。


上の半藤未利子さん(夏目漱石のお孫さんでジャーナリストで作家の半藤一利さんの奥様)の解説のとおり、夏目漱石は神経衰弱の病からくる妄想癖や癇癪、暴力がなければおおらかであまり小さなことを気にしたりしない、それどころかユーモアがあって心あたたかい楽しい人だったのだなぁというのが読んでいてよく分かりました。とにかく漱石のもとに集まってくる人の数が半端ないのも印象的でした。


それでも怖かったときは想像を絶する怖さだったらしく、とくに上の2人のお子さんは漱石の神経衰弱がとても酷かったころにまだ小さかったため、優しい漱石のほうが圧倒的に多かったのにそのころの怖い漱石像が骨身にまでしみていて最後まで慣れ親しむことができなかったそうです。


「いろんな男の人をみてきたけど、あたしゃお父様が一番いいねぇ」


結局のところ、奥様である夏目鏡子さんがこの本(実際はインタビュー形式だったものを娘婿である松岡譲さんがまとめたもの)で一番伝えたかったことは、このひと言だったんだろうなと思いました。


ちなみにこの本を出そうと思ったきっかけは、ラフカディオ・ハーンの奥様である小泉セツさん(NHKの朝ドラ化が決まったそう!)がハーンの思い出を記されたこと(おそらく先日読んだ「日本の面影II」に収録されている「思い出の記」)だったそう。


漱石はハーンの後に教鞭を執ってほしいと頼まれたのを「自分には無理だ」と一度は断っています。


同年代に生きた2人の全く別々の人物やその家族の様子も窺えたり比較できたりして、なかなか興味深いつながりを感じました。


結構前から夏目漱石の「草枕」をちょこちょこと読んでいて、こちらも明日中には読み終えそうです。

「すみれの花はいいなあ」な生き方

たまたま読んだWeb記事に私の好きな数学者、岡潔について書いてあったのですが、岡潔の言っていた「すみれの花はいいなあ」な生き方をしていきたいなと、つくづく思いました。


岡潔は、すみれの花を見て「あれはすみれの花だ」「むらさき色だ」と理性的に見るのに対し「すみれの花はいいなあ」と感じることが情緒であり、教育にはこの「情緒」が必要だと言っています。


↑このタイトルもどうかと思いますが…
「頭を良くするため」に情緒を磨こうとするんじゃ
「すみれの花はいいなあ」からほど遠く、
意味ないと思いますがね…


そんなに難しいことではなく、ただ自分の感じる「いいなあ」に素直であり続ければ情緒は育まれていくものだと思うのですが、お金を稼ぐことだったり出世だったり、人と比べて自分はまだまだだから頑張らなきゃだったり、いろいろな思いによって「素直になる」のがなかなかできないのが今の社会なのかなと思います。そんな悠長なことを感じている場合じゃないと思う人もいるのかもしれません…。


いや、、、もしかしたらその「いいなあ」にすら気づかないぐらい疲弊している人が多いのかも、とも思います。


いつだったか、有名大企業でバリバリ働く友人が「幸せってなんだろうね」と言うんですね。

 

私は、「私は毎日普通に暮らしているのが幸せに思う」と言いました。今思えばこれはちょっと言葉足らずだったなあ…。でも私が言わんとしていたことは、「すみれの花はいいなあ」ということなんです。


出勤の仕事の帰り、あぁ疲れたなぁと思いながらとぼとぼ歩いていると、時折すーっと心地よい夜風が吹くことがあります。そんなとき、ふっと「ああ気持ちいいなぁ」と思ってぱっと顔を上げると、うちの目の前にある並木の葉が風にゆさゆさと揺れていてとっても癒やされます。ゆさゆさといっている音も「ああいいなあ」と思います。


そんなときは縮こまっていた胸もぱーっと開いていく感じがします。結局「幸せ」ってそんなのの積み重ねなんじゃないかなというのが、今の私の実感です。


私が思うに、もちろん例えば「ダビンチの絵はいいなぁ」とか「モーツァルトはいいなぁ」とかでもいいのですが、やっぱり「自然」は特に情緒の形成に重要な役割を果たしているもので、だからこそ「すみれの花はいいなあ」が大事だと思うのです。


友人は「なんか今すごくいい話を聞いた気がする」と言っていましたが、どう受け取ったのかはわかりません。


でも、何かを「いいなあ」と感じることすらできないくらい、働きすぎて疲れすぎているんだなと思って、なんだか心がきゅーっと苦しくなったのを覚えています。


今日ちょっと別の人からこの友人と同じような話を聞いて、この友人の話や「すみれの花はいいなあ」を思い出しました。


私は「すみれの花はいいなあ」な生き方がこれからもしていきたいなぁとしみじみ思った1日でした。

2024年7月15日

練習中の曲

今度またボサノバギターの発表会があります。今回はこの曲。左手が難しくてなかなかできるようになりませんでしたが、必死に練習してようやく少しずつ形になってきました。

歌がそんなに難しくないのが良かった。

毎回発表会ではテーマが決められて、衣装なり何なり皆工夫をしてくるのですが、今回のテーマは「トロピカル」。私は実家で家着(というかほぼパジャマ)にしているテロテロトロピカルパンツを穿いて出ればいいかなと思っているのですが、本当にそれでいいかな、、、ギターもさることながら、衣装も悩みどころです。






2024年7月14日

母との想い出

昨日からお菓子のレシピの校正の仕事をしています。

最近のはやりのお洒落な感じというよりは、昔ながらの、昭和の匂いが感じられる本です。

私の母親は料理やお菓子作りが好きだったので、家にたくさんレシピ本がありました。小さいころからお菓子もたくさん作ってもらいました。

一時期はチーズケーキ作りにはまり、夜作って毎朝朝食がチーズケーキということもあれば、冷凍のパイ生地を生協で買い込んで夜アップルパイを焼き、毎朝アップルパイということもありました(笑)。

今思えば、1人になれる夜の時間にお菓子を作るのが母親なりのストレス解消法だったんだと思います。


レシピの手順を1つ1つ確認しながら読んでいると、母親にお菓子作りを教えてもらったり妹と3人で一緒にいろいろ作ったときのことが思い出されてホロリときます。ああ、そう言えばこう言ってたなとか、ここは注意とか言ってたな…なんて。写真もたくさん載っているので、余計に思い出しやすいのかもしれません。


こういうとき、翻訳の仕事から校正の仕事にシフトして良かったなと思います。翻訳の仕事は文芸翻訳などでない限り、こういうジャンルの仕事はなかなかないように思います。英語は特に。仕事なのでもちろんきちんと冷静に作業しますが、作業しながらこの仕事をやっていてよかったなと思うことが多いです。


今、報酬は翻訳に比べたら数段少ないですが、いろいろなジャンルの読み物を読むこと知ることができ心の満たされ方が格段に違います。この仕事に出会えてよかったな~と思います🥹


昨日外に出たまま帰ってこないと騒がれていたが、
押し入れで寝ていたところ閉じ込められてしまってたうちの猫ちゃん🤣
閉じ込められてるの気づいてもらえてよかった😂


2024年7月13日

久々にベレ出版のHPを見たら欲しい本がいっぱい

今読んでいる本が、アルクの「音読して楽しむ名作英文」という本なのですが、フランス語などの文学解説本か対訳本もないかなと思って久々にベレ出版のことを思い出してHPを見てみたら……


いろいろな本が増えていて、見るだけですごく楽しっ!


英語以外の言語の本もたくさん出ていて、欲しいものがいっぱい~。やはり韓国語は気になる。フランス語の本も。


外国語だけじゃなく地理の本や数学、生物などの本もたくさん増えていて、これまたいろいろ欲しくなります。少しずつ集めたい。


そう言えば!先日測量士補試験の合格証書が届きました🙌🙌



話を戻し、、、欲しいと思った「名作短編で学ぶフランス語 [音声DL付]」が売り切れていて残念!再入荷を待ちます。




先日読んだ「世界はラテン語でできている」の本に紹介されていたのですが、「しっかり学ぶ初級古典ギリシャ語」が出ていて、こちらも気になっています。




それにしても、今読んでいる「音読して楽しむ名作英文」を読んでいると、やっぱり英語も好きだなって思います。やっぱり文学の英語は美しい。朗読の音声付きなので耳から聞いても、やっぱり美しい英語は心を潤してくれます。


英語には思うところがいろいろとあって、それは今もう1つ読んでいる本を読み終えたら書こうと思います。


「ハムレット」の朗読を聞いていたのですが、躍動感があってとっても良かった!「ハムレット」は大学のときに文学のクラスでやりました。難しかったけど、やっぱりシェークスピア、いい!夏休み中に単位を取ることができるサマークラスだったので駆け足だったのがとっても残念でした。


ほとんど誰もいない学校、特に寮や図書館でシェークスピアを読んでいましたが、あの独特の雰囲気にシェークスピア!なんだか忘れられない思い出です。


文学ではもう1つ、こちらもサマークラスで「南部の文学」を取ったのですが、このクラスが大学4年の中で最も印象に残っているクラスでした。ウィリアム・フォークナーの『行け、モーセ(GoDown, Moses)』 が素晴らしい小説で、感動したのをとても覚えています。先生は臨時で夏だけ教えていた先生っぽい感じでしたが、すごく懇切丁寧に教えてくださり、南部文学の楽しさを教えてもらいました。


考えてみたら、シェークスピアを教えてもらった先生とこの南部文学の先生が、大学の先生の中で一番好きでした。


昔話に花が咲いてしまった!それはともかく、今年は少しずつ日本の文学を読み進めているのですが、フォークナーなど外国の文学もまた読みたいです。


2024年7月11日

繁忙期のようです

無気力で~と言っていましたが、昨夜はすごくよく眠れた感があってだいぶシャキッとしてきました。


毎晩よく眠れている感じはするのですが、やはり暑さもあって(冷房は入れていない)無意識に寝苦しく感じていたのかもしれません。昨日はちょっと涼しめだったのでぐっすり眠れたなぁと朝起きて思いました。相変わらず、毎晩変な夢は見ますが。


さて、今日はまた在宅での仕事です。


昨日、納品しに会社へ行ったのですが、その際に「次のやります?」と言われて「是非!」という流れになりました。次の1冊は初めてのタイプの書籍で慣れるまでに時間がかかりそうですが、慣れれば同様のほかの仕事を回してもらえそうなのでしっかりやりたいと思います。


今日納品する仕事の件で会社に電話をしたら、諸々の事情により他の部署の方から別件の依頼をいただき明日1日急遽また出勤することになりました。


今繁忙期のようなので猫の手も借りたいという状況のようで、皆さん大変そうです。


こんな手で良ければ……あ、ちがった。

こんな手で良ければいつでもお手伝いします😸


校正の仕事に関しては、会社に顔を出す、会社で作業をするということの大切さを実感しています。


今までの仕事はほぼメールでのやりとりで、実際に会ったことのある方もいらっしゃれば電話で話したことすらない担当の方もいらっしゃり、それはそれで気楽でした。


校正の会社では、多少憂鬱だったり億劫だったりしても会社へ行くこと自体が重要で、一種の営業活動のようにもなっているように思います。顔を見せることで仕事を振ってもらえたり、「次こういうの来るんだけど、予定ありそうですか」などと聞いてもらえたりします。


あとは、やっぱり先輩方の校正済みのゲラや見本を見せていただく機会も多くて勉強になります。1人だとやり方が分からなかったりするので。


ちなみに校正の方は字がすごく上手な方が多くて、校正済みのゲラの美しさに惚れ惚れします。共通点はやはり丁寧に書かれているという点でしょうか。できるだけ丁寧に見やすい字を書くように心がけてはいますが、やはり元々の字の下手さもあるので自分の字を見るとうぅぅとなってしまいます。


さて、これからもう少し仕事をしてからギターの練習&読書の時間をなんとか確保したいと思います。


2024年7月9日

中年の危機

明日〆切の書籍の校正の仕事が終わってちょっとほっと一息です。


明日原稿を持っていくのですが、その後少し他の仕事をして帰らねばならなくなりちょっぴり憂鬱。仕事をいただけるのはすごくありがたくて、できればもっと校正スキルを向上させたいからどんどん仕事をしていきたいのですが、いかんせん疲れやすい身体が年齢的なものもあってさらに疲れやすくなりすぐめげてしまう。。。


明日は夕方から雨が降るみたいだし18時ぐらいは電車が一番混む時間帯なので、帰りは遅めになりそう。


6月半ばからずっと休みなく仕事をしている感じで心があまり安まらず、ちょっと疲れています。。。鬱までいかなくてもちょっぴり無気力気味です。


周りの同年代の人たちの話を聞くとどうも多くがそんな感じで、自分も含めていわゆる「中年の危機」に陥っているなぁと実感しています😥


「中年の危機」とは、"中年期を迎えた個人が経験するアイデンティティや自己肯定感の変化、すなわち中年期の心理的危機"だとか。(Wikipediaより)


私は自分で中年の危機に入ったなぁというのが自覚できるし、フリーランスだからたとえ稼ぎが減ったとしても身体を労るためだ、仕方ない…と思って休めるのですが、普通に働いている方々はそもそも忙しすぎたり日々のストレスでいっぱいいっぱいで、そのことを自覚する余裕が持てるのだろうか、自覚して休もうと思えるのだろうか…と思ってしまいます。


もちろん休めるなら休みたいよと思って無理して働いているのだと思うけれど、だんだん麻痺してくるのかな。または、中年の危機にさしかかると自分のことを振り返ったりこれからの将来のことを一度立ち止まって考えたりするようになるようですが、それが辛い人もいるだろうと思うので、できるだけ考えないように自分を意識的にか無意識的にか忙しくしている、というのもあるのかもしれません。


私のようにしばらく出勤して、そして家で、などと働き方がいろいろだとそれはそれで意外と疲れるのですが、知り合いの話なんかを聞いているともう長年の疲れが蓄積していて、それがこの中年の危機でマックスになってきつつある感じがして、身体を壊さないか心配しています。


何が言いたいのか、、、疲れたぁぁという単なる愚痴です😂


お風呂に入って早めに寝ます~。

2024年7月8日

【東京散歩】お茶の水~東大赤門

先日、お茶の水スタートで↓のお散歩コースを参考にぶらぶらしてきました。

湯島駅からはじめる湯島・本郷散歩 
〜東大と天神さまと文人ゆかりの街だから、知的好奇心満開のエリア〜


夕方激しい雨に見舞われて、途中で終了してしまったため、またリベンジしたいと思います。


まずJRか地下鉄丸ノ内線のお茶の水で電車を降りると、すぐに「湯島聖堂」があります。





大きな孔子様の銅像もありました。



ちょっと台湾にあるような雰囲気の建物でした(中国に行ったことがないので分かりませんが、中国にあるような建物なのかな)。人が少なくとっても静かで落ち着く場所でした。





湯島聖堂から湯島天神へ行く途中も坂だらけ。向かって右手が谷になっているので清水坂を上がりながら、右手には下りていく坂が並んでいるといった具合でした。


前回のお散歩のとき(品川区~港区だったかな?)と違い、文京区は木製の坂の標しがなかったので残念。大体が↓のような説明書きのある看板になっていました。実盛坂の写真を撮り忘れたので、こちらのサイトを見ていただくと高低差が分かると思います。


この「東京23区凸凹地図 (高低差散策を楽しむバイブル) 」を見ながら歩くと、地形が分かっておもしろいです。


川(お茶の水渓谷)から湯島天神に向かって北に歩いていくルートは、こんなふうに東西で高低差がくっきり。



湯島天神。昔一度来たことがあります。


湯島天神から15分ほど歩くと、徳川第3代将軍家光の乳母、春日局の終焉の地であるお寺に。春日局の銅像も。NHK大河春日局で主演の春日局を演じた大原麗子に似てるね~と友達と言いながら次の目的地へ。




次はここからさらに10~15分ほど歩いて、文京ふるさと歴史館に行きました。外観の写真を撮り忘れました。

暑くて汗だくで疲れたので、クーラーがよく効いていて気持ち良かったです。5分×4本ぐらいの映像を見ながらほどよく涼むことができました。

この映像を先に見ておいてから展示を見たほうが分かりやすかったです。文京区にはたくさんの縄文~弥生、古墳時代の遺跡があるようです。土器~江戸時代の地域の歴史がよく分かり勉強になりました。

文京区のあたりは、江戸の途中まではだいぶ田舎(村)のようだったようですが、明暦の大火だったかな、の後に、大名屋敷が江戸の中心地から郊外のほうに移転されるようになって発展し始めた、、、とかなんとかだったように記憶しています。

2階の展示もとっても良かったです。江戸時代の町のミニチュアや再現された庶民の家の中の様子、近代の生活用品の数々に加え、「南総里見八犬伝」をはじめとする複数の写本(かな?)や、樋口一葉をはじめとする文人たちの紹介などなど。

100円でこんなにいろいろ見れるなんて、さすが区の施設。新宿歴史博物館やこの間行った深川江戸資料館も何度でも行きたくなる楽しさです。他の区にも郷土資料館などいろいろあるので探して遊びに行きたいです。こういった区の施設は週末でも比較的空いていておすすめです。水道歴史館にも行きたいのですが、現在改修中で9月30日以降に再オープンするようなので楽しみにしています。


さて、ここでなんとなく外でゴロゴロと雷が鳴っている音が聞こえ始めました。そろそろぽつぽつ来るかも~ということで、ひとまず近くのカフェで休憩がてら雨宿りすることに。友達が行ってみたいカフェがあるとのことで、そこでひとやすみ。こだわりのコーヒーが飲めるちょっと若者向けっぽいカフェで、アラフィフにはちょっと寛ぎづらい感じでしたが、コーヒーは美味しかったです(でも高かった😂)。

私が飲んだのはこんな感じのコーヒーでした。



その後、しばらく雨がやみそうにないためお散歩はここで中断。友達が東大の赤門を見て中にも入りたいと言っていたので、ひとまず雨の中行ってみましたがもう閉まっていました。


そこからびしょびしょになりながら丸ノ内線の本郷三丁目駅へ行き、そこから四谷三丁目まで行って荒木町に。荒木町のレトロなビストロ、「やかん」さんへ。


私は外食するようなところは仕出しやかスナックぐらいしかないような(笑)(当時は、です。今はもうちょっとある)田舎で育ち、田舎の家庭料理で育ってきたのと長年胃腸が弱かったので(ピロリ菌を退治してでだいぶ良くなった!)食べるものにこだわりはありませんが、友達は地方都市出身でお洒落な店を探したりおいしいものを食べたり飲んだりするのが大好きな人なので、食べ物屋さん探しは全部おまかせです。 


ということで、食べたものの写真も全然ないですが、ナチュールワインもお料理も美味しく、またお勘定してもらったら結構食べたのに1人5千円程度でお手頃な価格でもありました。


狭いお店で、友達曰く予約していったほうがいいということです。


これにて、この日のお散歩は終了となりました。


しかし、参考にしたコースの半分は行けなかったので、赤門以降のコースをリベンジしにまた出かけたいと思います。


先日ちょっと樋口一葉に関する話が載っている書籍の校正の仕事をしたので、樋口一葉の「たけくらべ」も読んでみたいです。