先月末の韓国語の翻訳でいっぱいいっぱいのときに、ずっと楽しみにしていたチョ・ソンジンのコンサートに行ってきました。
チョ・ソンジン本人のリサイタルではなくゲストのような感じだったためショパンのピアノ協奏曲第2番の1曲だけでしたが、生演奏が聴けて本当に感動しました。
チョ・ソンジンのピアノ、素晴らしかったです。素晴らしかったのですが、先日も書いたように締め切りに間に合うか不安だったのであまり集中できなかったし、そしてなんだかちょっとすっきり(?)感動できない印象がありました。
ピアノもオケも素晴らしかったのでなぜだろう・・・と思っていたのですが、帰っていろいろな人の感想を読んで、あ、だからか!と思ったものがありました。
その方いわく、チョ・ソンジンのピアノがあまりに素晴らしすぎて、もうウィーンフィルとかベルリンフィルとか、一流のオケでないと受け皿としてきついんじゃないかと。
なるほどなと思いました。
後半のバーミンガム市響のみの演奏(エルガー:交響曲第1番)は先に書いた不安も吹き飛ぶほど素晴らしかったのですが、やはりピアノ協奏曲はチョ・ソンジンのピアノのレベルがずば抜けすぎていてちょっとうまく噛み合えなかったという感じでした。
あとはほかにも、ショパンの協奏曲自体、ショパンが何をやりたかったのか分からないという感想などもあり、ほおほお・・・となりました。
チョ・ソンジンはアンコール(ソロ)でラヴェルの「道化師の朝の歌」を演奏しましたが、音の粒が立っていて、キラキラしていて、力強くて、生き生きしていて、正直こちらのほうが震えました!はー、天才だ・・・としか言えないくらい。今度は是非ソロリサイタルを聴きに行きたい。去年か一昨年のソロリサイタルに行かなかったことが本当に悔しいです!
とにかくチョ・ソンジンの演奏は、次の日も名古屋まで追っかけたいと思うくらい(そんなことを思うのはなかなかない)でした!
そうは言うものの、バーミンガム市交響楽団の演奏も素晴らしかったです。エルガーはイギリスの作曲家です。1908年の作品ということで近代で、指揮者の山田さんもコンサート前に仰っていた、スターウォーズのテーマ曲っぽい部分もあったりして壮大な曲でした。
壮大さというのは、例えばロシアの作曲家の曲とかそういう大きな大陸の壮大さとは全然違うのですが、同じ島国でもイギリスだとやはり日本と違って山より丘や野原が多いからかこういう壮大な曲が書けるのだなという印象です。(山田さんの解説では、エルガーはイギリスの風景を見ながらこの曲を書いたということだったので)
感想はいろいろあるけど、でもすごく良い演奏会で拍手もなりやまず、そして結構女性のチョ・ソンジンファンが多いということも知りました笑。
このコンサートでもらったチラシでまた11月にもチョ・ソンジンのコンサートがあると知ったので、チケットが高かった(安い席が残っていなくて22,000円💦)けど買ってしまいました。また1つ先の楽しみが増えました😊
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団はレベルの高いオーケストラだそうなので、楽しみです。この楽団の楽長も務めたことのあるメンデルスゾーンの曲が演奏されるのはもちろんのこと、何よりチョ・ソンジンのシューマンが楽しみです!
出演
[ピアノ] チョ・ソンジン
曲目・演目
メンデルスゾーン:序曲「美しいメルジーネの物語」op.32
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54 (ソリスト:チョ・ソンジン)
メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調 op.56 「スコットランド」
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