2023年7月18日

先日の韓国語翻訳案件の感想&新規校正会社

来週実家に帰って8月いっぱいまであっちで過ごそうと思っているので、今週はのんびり準備でもしようと思っていたのに、やっぱり帰る前にだーっと仕事が来る運命から逃れられません。


いつもの案件とは別件でまた出勤する仕事を引き受けてしまいました。。。しばらく来てほしい感じでしたが、来週から帰省するので行けないのと来月あるいつもの仕事の出勤をお休みするため申し訳なく思って、ついつい火曜日までなら大丈夫ですと言ってしまいました…。


他の仕事が重ならないことを祈る。


さて、先日かなり長い韓国語翻訳の案件をやっていろいろと感じたことがあったのでメモ的に感想を残します。


いつもなぜか特殊な韓国語翻訳の案件ばかり来るのですが💦、今回もまた結構特殊な案件でした。何しろ旧字体の漢字交じりのかなり昔の文章。


今の文章をあまり読んだことがないので今回の感想・・・というか悩んだ点です。


  • 韓国語は日本語に比べて文章が冗長的かつオーバー(悪い意味ではなく)なので、どこを削るか、どう言い直すかなどに悩む(削らないと日本語的にはかなりうるさく読みづらい文章になる)。

  • とにかく1文が長い!まずそのまま訳して文脈を把握してからどこで文を切るかを決めましたが、1文が長くて理解するのもなかなか難しい。この作業も結構大変。

  • 日本語と同じく主語がない文も多いので、誰が主語なのか慣れないと分かりにくい。

  • 英語のように日本語と比べると受け身の文章が少なく、日本語に訳したときにやや違和感があるので受け身にするなどの工夫が必要。(韓国ドラマの台詞を聞いていると、とにかく「ネガ(私が)~」が多い。「ネガ(私が)何々したんだけど」と、日本語だったら「私が~」とあまり自分を主張しないので最初は違和感を感じる。これは文化的に、やはり「相手に負けてはいけないので自分を主張する」という背景があるとの話を何かの本で読んだことがあります)

  • 漢字をハングル読みした単語が多いが(今回の場合は漢字も交ざっていたので)、そのまま漢字に直しても大丈夫なときもあれば、一昔前に使っていた(例えば明治~昭和初期の文章に出てくるような)単語や熟語もあるためそのまま使おうか悩むし、最近の表現に改める場合でも言い換えを考えるのが結構大変。

  • しかし、こういう特性?のおかげか、ものすごく日本語の勉強にもなる。

  • 文法は似ていても結局、単語の選び方、文の作り方、例えば時や場所の副詞を置く位置の傾向などがかなり異なる面も多いため、翻訳は意外と英語より大変かもという印象。

  • 校正の仕事を始めたおかげで翻訳力も上がった気がする。最後にワード59ページの翻訳文を自分で校正しましたが、誤字や文がおかしかったりする部分が結構ありました。翻訳文としてではなく日本語の文として全体を読んできちんと整えるスキルが昔より上がったと思います。校正スキルってすばらしい!と改めて思いました。

話は変わり、先日ある校正会社さんのTwitterで校正者募集のお知らせが上がっていたのでHPを確認したところ、翻訳者も募集されていたので校正者&翻訳者の両方に応募してみました。

校正会社で翻訳者を募集されているところはなかなかないし、こういう会社だったら翻訳ができる校正者というのは結構重宝されるのではないかと思ったところ、やはり即お返事が来ました。

実は最近また少し翻訳の仕事を増やそうかと考えていたのですが、翻訳会社のトライアルも面倒だし登録してしまったら翻訳の仕事がメインになりそうでちょっと躊躇していました。

今回は校正ですらテストとかないっぽい…書類選考→オンライン面談だけのようなので、すごくありがたい。単価はそれほど高くなさそうですが校正と翻訳の仕事をいい具合に両立できそうです。


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