明日からまた数日ムック本の校正のお手伝いで出勤です。来週はいつもの雑誌の仕事で出勤なのでしばらく出勤が続きます。
小説は続けて読めないと言いつつ、今日はポカポカして小説の物語の世界に入り込みたい気分だったので、「あのこは貴族」を読みました。
ストーリー自体は映画とほとんど同じでしたが、最後だけちょっと違ったような気がします(私の記憶違いでなければ)。美紀がどこに住んでいるかは結構大事な部分だと思うのですが、、、
地方生まれの美紀と東京生まれの華子。アラサー女子たちの葛藤と成長を描く、山内マリコの傑作長編!「苦労してないって、人としてダメですよね」――東京生まれの箱入り娘、華子。「自分は、彼らの世界からあまりにも遠い、辺鄙な場所に生まれ、ただわけもわからず上京してきた、愚かでなにも持たない、まったくの部外者なのだ」――地方生まれ東京在住OL、美紀。東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育てられたが、20代後半で恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされてしまう。名門女子校の同級生が次々に結婚するなか、焦ってお見合いを重ねた末に、ハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。一方、東京で働く美紀は地方生まれの上京組。猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退し、一時は夜の世界も経験した。32歳で恋人ナシ、腐れ縁の「幸一郎」とのダラダラした関係に悩み中。境遇が全く違って出会うはずのなかったふたりの女。同じ男をきっかけに彼女たちが巡り合うとき、それぞれ思いもよらない世界が拓けて――。結婚をめぐる女たちの葛藤と解放を描く、渾身の長編小説。(集英社HPより)
東京と地方、フェミニズム、階級社会、結婚、家族、自由などなど、それぞれの登場人物の人生のストーリーの中に様々なテーマが織り込まれていて、淡々とした話の流れだったけれどおもしろかったです。
共感できる部分もあればそこは私にはよく分からないなという部分もあり、読んでいて緩急もある感じでした。でも、正直どの登場人物にも感情移入はできなかったです😂。美紀ももちろん華子も、華子の友達の相楽さんにも、幸一郎にも。。。
私は社会人になってから東京に出てきたのですが、田舎から大都会東京の大学に進学していたらどんなことを思って過ごしただろうな~とふと思いました。たぶん大変だっただろうなぁ、東京デビューとかできないタイプだっただろうなぁ(笑)。
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