2024年3月13日

【読了(マンガ)】うみべのストーブ 大白小蟹短編集

今日も出勤の予定でしたが、急遽在宅作業になりました。今晩はウィーンフィルのコンサートの予定なのでその前に会社にできたゲラを持っていく予定。ウィーンフィルのコンサート楽しみ💕


「2024このマンガがすごい」オンナ編第1位の漫画「うみべのストーブ 大白小蟹短編集」が気になってKindleで購入。お昼ご飯を食べながら読みましたが、読んでいてつつーっと涙(と鼻水)が流れました。

期待の新鋭、大白小蟹(おおしろこがに)・初単行本。生活から生まれた絵とことばが織りなす、珠玉の7篇。 
俵 万智
「小蟹さんの澄んだ心の目。そのまなざしを借りて私たちは、忘れそうなほど小さくて、でもとても大切な何かを見つめなおす。たしかに降ってきたけれど、とっておけない雪のように。」
雪のように静か。冬の朝のように新鮮。
自分の気持ちに触れることができるのは、こんな時かもしれない。Amazonより 

収録された7作品は、どれもファンタジー要素多めで静かな雰囲気や流れなんだけど心にぐーーーっと来るお話で、澄んだ気持ちになったようなでもどこか霞がかかった夢の中にいるような幻想的な読了感でした。


世界観的には新井素子さんの短編小説に似てるかも。でも新井素子さんよりももっと繊細な感じというか世界観。新井素子さんの短編小説、好きなんです。↓好きな短編集。ククッと笑える作品から心がじわーんと来るお話まで揃っていて楽しめます。



話は「うみべのストーブ」に戻り…私は「雪子の夏」が好きでしたが、その他のお話もとても良かったです。

●「雪子の夏」

トラックドライバーの千夏が雪の日に出会った、雪女の雪子。夏のあいだは消えてしまうという雪子に夏を見せてあげたい。忘れられない夏の物語。

「誰もあたしのことを 思い出してくれなくなったら こんなぼんやりしたまま 永遠に消えちゃうの?」


この動画の解説も参考になります。



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