ずっと行きたいと思っていた「伊能忠敬記念館」。念願叶ってようやく訪れることができました。
東京駅から総武線快速で成田まで行き、成田でJR成田線に乗り換えて佐原駅到着。東京から2時間弱かかりました💦💦
趣のある駅舎。
ちょうど小野川観光船が出発する時でした。向こう側の橋の真ん中から水がジャージャーと滝のように流れています。桶橋というそうですが、ジャージャー橋とも呼ばれているそう。なぜ真ん中から水が流れているのかはちょっと分からず……。この橋の右手が伊能忠敬記念館、左手の幟が立っている向かいの家が伊能忠敬の旧宅です。
奥にある左手の建物が記念館。入館料は500円でした。
中は撮影禁止でしたが、素晴らしい展示ばかりでした。忠敬直筆の記録や日記、当時のたくさんの測量記録、測量に使った様々な道具類、大きな地図などなどのほか、10分ほどの紹介動画など、感激しすぎて最後は涙が出そうになるのをこらえながら見ていました。
記念館でもらったパンフレット。
そしてその後生涯の師と仰ぐ20歳近く年下の天文方である高橋至時に弟子入りし、幕府の命で測量の旅へ出かけます。最初の数回の測量の旅は幕府からお金がほとんど出なかったようで、佐原でなした自分の財を投入。それもまたすごい。
その後、正式に天文方となり幕府からの資金も出て計10回(9次測量は忠敬は不参加だったようです)の測量が行われました。その時忠敬71歳。そしてあの「大日本沿海輿地全図」が完成します。忠敬はこの地図が完成する少し前に73歳で亡くなりましたが、お弟子さんたちが完成するまで亡くなったことを世に出さずにいたそうです。
私の拙い説明では全く伝わらないですが、とにかく真面目に地道に働き学び、そして好きなことを決して諦めず挑戦していく人生を忠敬が送った様子がこの記念館の展示のあちこちに表れています。
動画は忠敬の長女イネが父親の人生を紹介するというストーリーでしたが、最後に忠敬がイネに宛てた手紙の中で「未だかつて誰も成し遂げたことのなかった測量御用を任されて、これこそ自分の天命だ」と語っていたとのお話で締めくくられて、感動してぐっと来てしまいました。
トートバッグ(500円)も記念に購入しました!
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