「わかりやすく伝える」は
こうやれば、できる!
「結局、なにが言いたいの?」から
「あなたの話はわかりやすい」に評価が変わる。
言葉をまとめるプロが明かす、伝え方の究極のスキル!
Amazonより
Amazonで499円だったので、簡単に読めそうな本だろうと思って買いました。勉強の合間に読めそうだなと思ったのですが、意外としっかりページ数のある本でした。今Amazonで見てみたら1,617円になっていたので、私が買った時はセールか何かだったようです。
著者はコピーライターだそうで、ひと言でまとめるために「どれを残し」「何を捨てるのか」を判断する方法やコツが書かれていました。
この本ではひと言でまとめる技術を、言葉を「短く」し、「要約した状態」で相手に伝えることと定義されていました。
校正の仕事では、誤字脱字を拾うほかに、文章の整合性などをチェックしてどこかおかしい点などがあれば鉛筆で短いコメントを入れます。
ベテランの校正スタッフさんのコメントを読むと、指摘がすごく短くかつ的確でいつもすごいなと思います。私は言いたいことをどう短くまとめたらいいのかいつも迷ってしまうので、何かのヒントが得られればなと思ってこの本を手に取りました。
グサッと来たのが、「多くを言おうとすると、ひとつも伝わらなくなる」という言葉。まさに私(笑)。「本当に伝えたいことは、ひと言でまとめられる」とあり、校正の現場でもまさにそれができるようになったらいいなと思っています。
本書では、ひと言でまとめるための「8つのプロセス」、何を捨てたらいいか、必要な思考法などが説明されていました。
いろいろ説明があって、途中からちょっと読むのが面倒になってしまいましたが、結局は、
1・捨てる
2・まとめる
3・伝える
この3ステップを意識するだけでも、ダラダラとした文を書かずに済むかなと思いました。
そういえばエディタースクールで通信の文章講座を受講していた時に、決まった字数の中で1つのテーマについて書かなければいけなかったので、この作業をきちんとやっていたなと思いました。
ちなみにお喋りに関して、「結局何が言いたいの?」とはさすがに言われませんが喋り始めて「あれ、何が言いたかったんだっけ」と思うことがよくあります😂。お喋りももう少しまとまりのある伝わりやすい言い方ができればいいのですが、なかなか難しいですね。
この本では、だらだらとまとまりのない長い話をしたり、要領を得ない長文メールを送ることは「時間泥棒」だとありました。まあ確かに、私はあまり経験していませんが、会社で働いている友人たちからはよくそういう話を聞きます。会議が無駄に長いとか読むのが大変な長文メールが来てやるべき仕事がなかなか進まないとか。確かにビジネスの現場では時間泥棒なのかもしれないですね…。「泥棒された」と思うとなんとなく被害者意識が強くなってあんまり好きな表現ではないですが…。
逆に、というか、私は校正指示などで説明が少なすぎて「あれ?」と思うことのほうが多いです。
スライドなどの校正時に指示の意味がよく分からないことが度々あり、本当に分からない時は聞いたりある程度作業してこういうことかと分かることもありますが、ちょっとストレスに感じます。
書籍の校正の時は比較的詳しく指示があったりするのであまり不便を感じませんが。
まぁそれはともかく、簡潔に過不足なく何かを伝えられるように日々心がけたいなとこの本を読んで、改めて思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿