今朝、父親から連絡があって今月末か来月中に母親の17回忌をやるということでした。
今年法事をやることは6月に帰省したときに話していたのですが、17回忌と聞いてびっくり。私が30歳のときに亡くなったのでもう16年になるのかとしみじみ思いました。
話は飛びますが、最近周りからよく将来親のことをどうしようとか自分の将来が不安だという話を聞きます。
先日校正した書籍の内容も、近からず遠からずという感じではありましたがそういう類いの連載をまとめた本でした。
ほかの人の話はさておいて、私自身は正直なところ不安もあるけれど……まぁなんとかやっていくしかないなという感じです。
何も考えていないわけではなく、たぶんやや恵まれた(?)境遇にあるのかなと思っています。
まず、母親が亡くなっているため父親の介護だけでいいこと。
父親は家系的にも長生きで本人も父の姉妹も病気をほとんどしない、びっくりするぐらいの健康優良老人(おっと失礼)です。父は若いときから土木工事で外で体を動かすことに慣れているため体力もあるし今もゴルフのために体力づくりも欠かしません。
そこそこ幸せに老後を送っているので父のことを過剰に心配することがないし、仲も悪くないので親に関してはほぼノーストレスです。父自身もなかなかポジティブな人間であんまりストレスもないみたいです。
そのことは本当にありがたいと思っています。また、一応猫と二人(?)暮らしですが、すぐ隣に妹家族が住んでいて平日の夕食は妹宅で食べているので孤独死も心配していません。
もちろん病気になったりぽっくり……というのも頭の片隅に入れてはいますが、私自身、もし父親の介護が必要になったらできるところまで介護するつもりでいます。
というのも、長い間母親が父方の祖父母を家で介護しているのを見ていたのもあるし、30歳で母が亡くなったときに一人っ子でほかに兄弟姉妹のいなかった母の代わりに母方の祖母を私が介護していたので、身内の介護はどんなものかというイメージが大体ついているからです。
祖母を介護していたとき祖母はまだ要介護2ぐらいだったので介助程度で、介護パンツを替えてあげたり爪を切ってあげたり家事をやってあげたりお風呂に入れてあげたりする程度でした。
週に2回ヘルパーさんにも来てもらっていたのですが、良い方で私もいろいろ教えてもらって勉強になりました。週に1度のデイサービスにも通っていたので、着替えさせて準備までできているのに嫌がる😅のをなんとかなだめてお迎えの車に乗せたり、ダメな時は少し経ってから後で連れていったりしていました。役所の手続きもしていたし、私が東京に戻ると決めたときは老人ホームを探しいくつか見学したなかから良い所を決めて、入所手続きもやりました。
その前に、母が介護していた父方の祖父も老人ホームになんとか入れてもらったので、毎週会いに行ったり洗濯物を持っていったりもしていました。
母方の祖母は、父はまぁ関係ないと言えば関係ないのと、妹は祖母と性格が合わず言い合いになるので私がフリーになったばかりで手があいていたこともあり、私がメインで、父と妹には大変なときに手伝ってもらう感じでした。
父方の祖父のほうは、父が祖父と折り合いが悪かったため役所の手続き系しかやってくれなかったので、妹と二人で洗濯物やら諸々のことをやっていました。
周りや自治体の方々の協力があったおかげでそんなに大変ではなかったですが、介護の経験を早めにできたことは今となってはとてもよかったと思っています(若かったのでなぜ私が……と涙したことも数回ありましたが)。
そんなこともあり、父の介護も妹と協力して自分がやるなりヘルパーさんに頼んだりまたは老人ホームを探すなり、いろいろ策はあるのかなと思っているのであまり心配していません。お年寄りの多い県で自治体のサービスもいろいろあるということも祖父母の介護の時に知ったので、いろいろ助けてもらうつもり満々です(笑)。
余談ですが、介護については自治体で本当にいろいろなサービスがあるので早めに調べておくことをおすすめします。先日も地元の親御さんのことを心配している方に、自治体でいろいろサービスがあるので社会福祉士さんに一度相談してみるといいよとお伝えしました。
サービスだけでなく、介護保険でお風呂に手すりを付けてもらったりお風呂の中で使える椅子なんかもとても安く購入できました。
話は戻り……父自身も祖父母の介護の特に金銭面や手続き面のことについて分かっているので、ある程度自分がどうしたいかなどは考えているようです。
とここまでいろいろ書きましたが、フリーランスだからここまで考えられるというのはあるかもしれません。でもフリーランスがうまくいかなくて会社勤めに戻っても、父が病気になったり介護が必要になったらきっぱり仕事を辞めて地元に戻ると決めていました。地元で働くなりしながら介護しようとはずっと思っていましたね。
それはやっぱり母親の闘病のことがあったからというのもあるし、留学させてもらったり今の自分があるのは親…特に経済的な面では父親がいたからだと思っているからです。
ということで長くなりましたが、ここまでが親の心配についてです。自分でなんとかやっていこうと思っているので、親についてはあんまり不安はないですね。
友人などに聞かれたり相談されたりして、地元に帰るつもりがなくて自分で介護できない場合はやはりよく分からなくて不安が大きくなりやすいので、早めに自治体や民間の福祉系団体などについて調べておくことを強くおすすめしています。それだけでもだいぶ先の見通しが立って不安が軽減すると思います。
自分自身の将来のことについても、いろいろ不安や心配はないわけではないですが、案外気楽なほうなのかも…と思っています。そのはなしはまた明日にでも…。